2009.05.26
カンヌ・レポート第12回
トーキョーを舞台にした問題作がついに上映!
5月23日。11日目。
コンペに入っている台湾のツァイ・ミン・リャンが『Visage』、スペインのイザベル・コイシェ監督の『Map of Sounds of Tokyo』を続けてみる。前者は、フランスで撮影されたもので、レティシア・キャスタ、ジャン・ピエール・レオ、ファニー・アルダン、ナタリー・バイ、ジャンヌ・モローなども出演。顔ぶれからもわかるように、ヌーヴェル・ヴァーグ、とくにフランソワ・トリュフォーにオマージュが捧げられた作品です。
『Map of ~』は、東京で撮影されたもので、主演は、菊池凛子とスペインの演技派セルジ・ロペス。どこの国の監督の間でも、外国で撮影するのが流行です。
テリー・ギリアム、リリー・コールなど『パルナサソス~』組を取材。テリーは、ソワレの後、パーティで朝4時頃まで飲んでいたそうです。
『Map~』組の取材の後、「ある視点」部門のクロージングセレモニー&受賞作上映を見て、午前1時ごろに『Map~』のパーティに顔を出す。イザベルは、カラオケでノリノリ。ギャスパー・ノエが来ていたので、凛子ちゃんと並んでもらってパチリ。
『マップ・オブ・サウンズ・オブ・トウキョウ』のパーティでの菊池凛子と遊びにきたギャスパー・ノエ監督。
セルジ・ロペス&菊地凛子。記者会見前のフォトコール
ギャスパーも東京を舞台にした『Enter the Void』をコンペに出しているけれど、賛否両論。物議をかもしだすのが、ギャスパーの意図のようのところもあるから、叩かれてもまったくヘコんでいなさそう。というより、数日前まで編集をしていて、フィルムを手持ちでもってカンヌ入りしたらしい。したがって、エンド・クレジットは未完。
2作品とも、日本の配給会社は、まだ決まっていません。
『Enter the Void』
立田敦子
映画ジャーナリスト
大学時代から始めたライター&エディター業を開始、徐々に映画ジャーナリストの道へ。映画祭や海外出張などでインタビューする映画人は、年間200人ほど。フィガロジャポンやキネマ旬報等に映画評、コラム、インタビューなどを執筆。