2010.01.29
"ガレット・ドゥ・ロア"で子供社交術。
なんとフランスではクリスマスツリーが1月中旬まで飾られていて、ショップのディスプレイはソルドの今もなおノエルのままだったり。しかし、パン屋さんから"ブッシュ・ドゥ・ノエル"は消え、かわりにアーモンドのペーストが中に入ったパイ"ガレット・ドゥ・ロア"が並びます。年に一度、この1月だけ売られるお菓子です。
そして、この"ガレット・ドゥ・ロア"、必ず、王冠とセットです。なぜなら......。
4歳の長男の学校のお友達から"ガレット・ドゥ・ロア"をしようというお誘いがあった。子供達は学校でそうとう仲が良いようで、その子の名前が出ない日はないほど。なのに、親同士はお迎えのときに挨拶をする程度。これを機会にもう少し知り合いましょう、ということになった。
フランスでは"ガレット・ドゥ・ロア"のほかに、お誕生会、長いヴァカンスに入る前に&後に、(仲の良いお友達を招待するだけではなく)これをきっかけに仲良くなりたい友達を招待する。日本では考えつかないアイディアです。
長男は花屋でガーベラを選び、私は小さな茶筒に日本茶を入れてお土産とした。フランスでは初めてお邪魔するお家へのお土産の定番が"花束"です。
そして、お友達のお母さんの手作りのガレットが二個も登場して歓声が。いつものアーモンド味と、もうひとつはショコラ味。
子供達は机の下で指名されるのを待ちます。
なぜこんな事をするかというと、パイの中にはフェーブといって陶器の小さな人形が入っています。これがあたると王様。冠がもらえます。
さて、一番小さい子供が"指名"開始。指名されたら切り分けたガレットをもらい、次の人を指名します。机の下でもドキドキ、食べ始めたらフェーブが入っていないかワクワク。
今回はお母さんの愛? なんと、全員にフェーブが当たりました。なので、みんなで王冠をかぶりました。
幼稚園でもこの季節になると王冠を作ります。
これは、長女のコレクション。普通のパン屋さんのフェーブはこんな感じ。2センチぐらいの大きさです。
ちょっとオシャレなパン屋さんのフェーブはシックになります。
子供達は食べ、遊び。大人たちは食べ、話し。これからの学校もお迎えもいっそう楽しくなりそうです。
そして、子供達にはドキドキやワクワクをこれからもいっぱい体験してほしいと思いました。
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松永麻衣子
ジャーナリスト
ポパイから始まりMCシスター、プチセブン、ラヴィドゥトランタンなどいろいろな雑誌でファッションエディターとして働く。1996年に渡仏。2002年からの5年で3人の子供を出産。初産から高齢出産。パリ発おとなとこどものwebマガジン『chocolatmag』の編集長。