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パリの公園事情。<前編>

2010.04.15

パリの公園事情。<前編>

大好きな公園がある。遊具もないのに子ども達もよく遊ぶ。

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今は桜が満開。

学校帰りにこの公園でおやつを食べ、桜の花びらを拾って遊ぶ。来週あたりになると、がくごと桜が落ちるから、子ども達はいっぱい拾って帰る。そして、家でガラスの器に水を入れ、桜を浮かべて飾る。

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次には藤が咲く。

ここの藤棚はかなりみごと!日本でもこれだけの藤棚は滅多にないと思うほど。藤の花はドライフラワー状態になってから落ちるので、これもまた子ども達は集めて遊ぶ。

次はあじさい。

剪定していない伸びたいように伸びている感じが日本とは違って野生的。この頃はカタツムリが繁殖するので、子ども達はあじさいの葉っぱに何十匹ものカタツムリをのせて遊ぶ。去年は30匹ほど子供達が持ち帰り、ベランダの植木で飼っていた。1週間後、1ミリぐらいの赤ちゃん(カタツムリは産まれた時から殻がついてるんですね!)が50匹ほど。あじさいは秋まで咲き誇る。

次はもみじとかえでの紅葉。

子ども達はこれも拾って遊ぶ。こればっかりは、なぜかおままごとの材料に。カードに貼って日本に送ったり。工作にも使う。

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そして、大きな広場があるのではなくこんな風に生け垣で囲まれた小道が3本。小道の間にあじさいなどが植えられていて、ちょっとした林のよう。子ども達の間では「森」ということになっている。かわいい。

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そう、ここは日本の植物で構成された公園なんです。

目の前には道を挟んでもうひとつ公園があり、こちらは遊具がたくさんあります。

公園のタイプによって遊び方が全く違う。子どものタイプもまた公園で違う。

うちの子たちは前者の植物で遊ぶ公園が好きです。パリにいるのに日本の植物で季節を感じることができるなんて、本当に幸せ。この公園が確実に彼らの想い出の公園になるんだなーっと。

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薔薇やラベンダーはないし、とっても小さな公園だけど、フランス人の子供達にもとても愛されている公園です。

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2010.04.15  |  CULTURE
COLUMNIST

松永麻衣子

ジャーナリスト

ポパイから始まりMCシスター、プチセブン、ラヴィドゥトランタンなどいろいろな雑誌でファッションエディターとして働く。1996年に渡仏。2002年からの5年で3人の子供を出産。初産から高齢出産。パリ発おとなとこどものwebマガジン『chocolatmag』の編集長。



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