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パリの公園事情。<後編>

2010.05.11

パリの公園事情。<後編>

知っていましたか?

パリ市内の公園はすべて柵で囲われています。そして、だいたい日没には出入り口も閉まります。これからの季節は日が長くなるので良いのですが、冬は学校帰りに公園に寄ろうと思っても10分、20分で門が閉まってしまいます。

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そして、出入り口にはこんなゲートが。これぞ、親のことを考えた? こどもの安全のための扉です。よちよち歩きの1歳児、何でもひとりでできると思っているが分別がまだついていない2歳児などが自分では公園外に出れなくするためです。ちょっとやそっとの幼児の力では開けません。

もう、これがあるのとないのとでは大人の負担が雲泥の差。そして、この扉で子供達はマナーを覚えるのでは? というのも、幼稚園年中さんぐらいの男の子がベビーカーを押すママのためにこのゲートを開けたり、小学生ぐらいの女の子が、知らないベビーカーのママを優先的に通したり。このゲートを開け自分が外に出る時に必ず後ろを確認します。

なぜかというと、小さい子供が自分と一緒に公園に出てしまわないか? もしくは、次に人がいた場合はゲートを開けて待ちます(バトンを受け渡すそんな感じです)。このゲートでママがこどもにマナーを教えている光景を実によく見かけます。

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パリの公園のもうひとつの魅力は、遊具のある地面がフワフワで転んだり落っこちても衝撃が少ないようになっていること。年齢別に遊具が別れていて、ここでもすごい工夫がしてあります。私のこどもは2歳、4歳、7歳ですが、小さい子はどうしても大きい子のまねをしたがります。でも、6歳以上の遊具で2歳児が遊ぶというのは危ない。

そこで、遊具の階段や足を掛ける場所が6歳児の身長に合わせて作られているんです。なので、最初の段だけ妙に高い位置にあるんです。そうすれば、運動能力と体の大きさがこの遊具に合わない小さい子どもたちが、ちょっと親が目を離したすきに......という危険は避けられます。これだけでも、また親の負担が減りますよね。

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これからの季節、学校帰りは公園でおやつを食べ、少し遊んで帰る。これがパリの子どもたちの日常です。

そしてもうひとつ。

いつもパリの子供達を見ていて、これも楽しそう、あれも楽しそう。大人も生き生きしているなー、素敵なママたちが多いなー、と。こどもたちもおとなたちもワクワクしたりドキドキしたりできることを発信したいと思い、4月20日にパリ発のwebマガジンを創刊しました。『chocolatmag』という名前です。どうぞよろしくおねがいします。

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2010.05.11  |  CULTURE
COLUMNIST

松永麻衣子

ジャーナリスト

ポパイから始まりMCシスター、プチセブン、ラヴィドゥトランタンなどいろいろな雑誌でファッションエディターとして働く。1996年に渡仏。2002年からの5年で3人の子供を出産。初産から高齢出産。パリ発おとなとこどものwebマガジン『chocolatmag』の編集長。



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