TOPIC PATH
HOME
  >  COLUMN
  >  ロンドン・アート・パースペクティブ
  >  ウェールズの市立美術館で
ウェールズの市立美術館で

2009.12.15

ウェールズの市立美術館で

ウェールズ地方の南西にある港街スウォンジー Swansea、ウェールズではカーディフに次ぐこの大都市に、グリン・ヴィヴィアンという市立美術館があります。ウェールズ語の変わった名前で、Glynn Vivian Art Galleryと書きます。ここで、ロンドンのクラフト・カウンシルのキュレーターRalph Turner氏キュレーションによる "Diversions"展が開催中。私の大親友、松永直(www.naomatsunaga.com)も出展しているので、ロンドンから電車で3時間、私も早速スウォンジーまで見に行って来ました!

とても美しいグリン・ヴィヴィアンギャラリーの建物。

10.jpg

特に中二階にあるイギリスの陶器のコレクションは素晴らしいので必見です。

03.jpg

04.jpg

この美術館の一部屋で行われている展示、Diversionsは3組のアーティストによって構成されます。

05.jpg

Diversionには転換、気晴らし、娯楽といった意味がありますが、ここに集められた作品達は、機能的なモノというよりは、それぞれ何かとっても重要な物語を含んでいるみたい。

松永の作品にはしばしば口の様な、入り口、ドア、窓の様な物がついていて、そこから何かストーリーが沸いてくる。この作品の何かモノ言いたげな、ちょっと怒った様な表情は迫力満点で気になります!

09.jpg

時代を経た洞窟の様な壺。

01.jpg

器達は何か古代の建物の様でもあり,形はちょっと変わっていて、まるで儀式か何かで使う特別仕立てに見えたりもする。

14.jpg

15.jpg

こちらはMarcus Beck & Simon Macroのテーブルなのですが、飛び込み台が右に小さく付いているのが見えるでしょうか!とってもキュートです。
02.jpg

アーティストの文化的バックグラウンドは勿論その作品一つ一つに大きな影響を与えるけど、キュレーターRalphは特に、作品に見られる文化的背景の多様性に魅力を感じるという話を聞きました。数年前に英国王立美術大学院を卒業したばかりだけど、その人生の半分以上はイギリスで過ごしているという松永の作品、オーガニックなその表面に反映された、日本とイギリス。これからもその個性的なアプローチに注目したいです!

さて、ギャラリーを後にして街をぶらり。スウォンジーは氷河期の終わりに溶ける氷にドッと押し寄せられて地形変化が起きたそうで、おもしろい程急な坂が多かった。

28.jpg

丘の上から海を眺めたらとってもきれいでした。

30.jpg

そうしてせっかく来たのだからと、さらに車で30分、ガウアー半島まで足を伸ばす。ここはイギリスでも知る人ぞ知る、とっても美しい海岸が広がる避暑地なのです。今は真冬ですが、夏にぜひ来てみたい!

22.jpg

この写真をとった後、天気がどんどん崩れてしまったのですが、海岸から遠くに雨が降る様子はなんだかターナーの絵の様でした。

25.jpg

ガウアーには野生の馬がいるんだそうですが、写っているのは、残念、お馴染みの牛です。。

24.jpg

ハイキングをして、城の廃墟をみて、イギリスの田舎は本当に素晴らしい!と大満喫。

32.jpg

33.jpg

37.jpg

半島の小さなプライベート飛行場から、なんともおかしな飛行機が飛んで来た!こういうおかしな人達がひっそり自分の時間を楽しむ様子をみつけた時、私がイギリスを好きだなぁと思う瞬間です。

29.jpg


PREV  |  NEXT >
2009.12.15  |  CULTURE