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「楽しげな当惑」よりーーロンドンイラストレーションの今!

2008.10.06

「楽しげな当惑」よりーーロンドンイラストレーションの今!

ロンドンのイーストと言えば若いアーティストが集まる所。今日はイラストレーションのイベントがあるということで、ブリックレーンにある ラフトレード という大きなレコードショップに来ました。夜7時会場なので、私は8時前ぐらいに来てみると、、、

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ほら、既にショップ内は満員状態。何がおこっているのでしょう!

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なるほど、こんな感じでイラストレーション、フォトグラフィーなど作品がぎっしり。総数は軽く100点以上。

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おやおや、懐かしい顔を発見。私のブライトン大学時代のクラスメート達。みんな元気そう!左から、有名ファッションデザイナー マシューウィリアムソンのグラフィック部門で働くマリアンヌ、ボーイフレンドのスティーブンは名門ロイアルコレッジオブアート大学院在学中、そしてアリススティーブンソンは売れっ子イラストレーター。最近とっても素敵な彼女のファブリックがリバティで売り出し中。その他にもブライトンの後輩はじめ、見知った顔がうろうろしています!

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一番上に飛び出ているのがアリスの作品。細かーく、ペイントされている。

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エミリー!私が去年一緒にグループ展を開催した仲間です(右)。EmilyForgot (忘れられたエミリー)というかわいいイラストレーター名で活躍中。

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「でもねぇ、、、。作品の横に作家の名前が書いていなきゃ意味がないよ。展覧会の主旨はいったいどういうことなんだか、、、。」と批判しているのは我らがヒーロー、ロドリックミルズ。ブライトン大学3年(最終学年)の専任チューターであり、そして名門セントマーチンズの講師でもある。フィルムメーカー、イラストレーターとしても大活躍。

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お、かわいい。

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私の所属するイラストレーションエージェンシー、AgencyRush で働くニッキー(右)。とその横は同じく所属アーティストのホリーウェールズ

、、と、彼女はなんとこの展覧会 Joyful Bewilderment (「楽しげな当惑」会期は10月27日まで)の主催者3人組の一人!「このデジタル化された世の中、みんなにデジタル以外の手段で日常生活を表現するように頼んだのよ!120人ぐらいの参加があって、とってもいい感じでしょう!」

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なるほど。例えばこのピンクの森の作品。よく見るとペン、鉛筆のドローイングが紙に切り貼りされています。しかし、この壁いっぱいの作品がどれもすべて版画、コラージュ、ドローイングなど、デジタルに一切頼らずに制作されたというのはすごいなぁ。私はデジタルを駆使したコラージュ作品を常日頃制作しているので、感心してみてしまいました。

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なるほど、このピンクの白菜も、デジタルでは制作できません。。

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真ん中の黒い作品が主催者ホリーの作品。"All that glistens is not gold" -きらきら輝いているもの全てが金ではありません、と描かれつつ、わざと一番照明が当たる所で光っています。

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会場内ではバンドの演奏もあり、わいわいがやがや。
9時半頃でしょうか、外へ出ると、入場制限で会場に入れなかった人たちがたくさん、うろうろとしていました。

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ロンドンのイラストレーター達のエネルギー、少しは伝わりましたでしょうか。こうした若い主催者による若いアーティストの為のイベントが街のあちこちで起こっている様です。スポンサーもつき、そしてこの集客力。頑張っていますね。個人の作品を見せる場、というより、自分たちが楽しむため、人と出会うための主旨なのでしょう。例えばパリからはエージェントが才能ハンティングに、また大手広告代理店DDBからアートバイヤーも来ていましたが、彼らは得るものがあったかどうか、、、?でも、普段電話とメールでのやりとりが多く、顔合わせの少ない職業なので、こうした機会に「あなたが○○の○○さんでしたか!」なんて挨拶をしたりしたわけでした。

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2008.10.06  |  CULTURE
COLUMNIST

せきなつこ

イラストレーター

慶応義塾大学卒業後に渡英。2005年ブライトン大学イラスト科を修了。アンティークの本、雑誌、手紙、楽譜などの紙素材に、自らの写真、ドローイングをコラージュし、シティスケープを描く。最近はルイヴィトンジャパンのブック、松屋銀座のポスターのイラスト等を手がける。2008年4月にはギャラリーロケットにて初個展を開催。

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