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ロンドンV&Aに、藤森照信氏のビートルズハウス登場!

2010.07.28

ロンドンV&Aに、藤森照信氏のビートルズハウス登場!

私の大好きな建築家、藤森照信氏の作品がロンドンに初登場です!エコやサステナブルが重要なテーマの一つである現在、その自然素材使いが目を惹く藤森氏の建築は、当然ここロンドンでも注目度が上がっています。今回彼が招待されたのは、ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)で開催されている「1:1」― 建築家が作る小さな空間 ―展 (http://www.vam.ac.uk/collections/architecture/smallspaces/index.html)。

通常の建築展では、建築物のミニチュアモデルが写真やスケッチなどと共に展示されるのみですが、V&Aの今回の企画は展示物と実物の比率が1:1、すなわち会場で実寸で建築を体験出来る建築展というコンセプト。

中世・ルネッサンス展示室の建物間をつなぐ吹き抜けの空間に、黒くてシック且つファンタジーな外観を装うツリーハウスが建てられた。

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藤森氏の建築を知る方はこのなんとも魅力的な形に既に親しみがあると思います。私は彼の建築物を初めて見たときは、こんな見た目の家が実際にあるんだと、とても感動しました。今回のビートルズという遊び心ある名前は、手焼き木炭を張り合わせた外壁がカブトムシの甲羅の様なのでつけられたそうですが、

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靴を脱いで梯子を上がると、

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ここはなんと千利休の待庵よりさらに小さなお茶室なんです。

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イギリス仕立てで、畳ではなくてベンチが取り付けられていて座れます。

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銅板の窓枠や壁にオーガニックに並べられた木炭で、室内はとても暖かい雰囲気で、狭いはずが、とても親密な空間に感じられました。写真が前後しますが、こちらはアーティストの作品制作を請け負うMDM(http://www.mdmprops.co.uk/) のスタッフ達が仕上げ作業中。

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その少し前に、私もMDMのスタジオを訪問して、少し制作現場を覗かせてもらいました。藤森氏もI love Londonのジャンパーを来て作業中でした!

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勿論、この小さなハウスは実際の建築物を作る行程と同じものとは言えませんが、でもこうした作業現場を見るのは初めてで、少々お手伝いをさせてもらったりして、とても楽しい現場体験のひと時。
こちらはミニチュアモデルですが、原案では茶室を高い天井から吊るす計画をしていたとのことです。ユーモラスなアイデアですね。

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さてこの1:1展では計7人の建築家による空間がV&Aのあちこちに建設されました。 中でもおもしろかったのが、スタジオムンバイ(http://www.studiomumbai.com/)。こちらが原案モデルで、

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こちらがミケランジェロのダビデ像の向かいに設置された実物。

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中は2階建てになっていて、細い廊下と、

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窓付きの部屋がいくつかあり、

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中にはダイナミックに木のオブジェが壁を突破って生えた広場があり、

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その外観からは予想出来ない程、なんだか色々な角度を持っていて広く感じられます。来場者の大人達がはしゃいだ様に走り回っていました!制作のアイデアを読むと、これはムンバイ都市に多く存在する、建物と建物の隙間に作られた非合法的な居住空間によりインスピレーションを受けている。V&Aのサイトでその居住空間のビデオが観られるが、今回の作品では詩的にその空間が解釈されていてとても興味深いです。

そしてV&A2階へあがるときれいなパースペクスの構造体が見えます!こちらは藤本壮介氏の作品で、「内側と外側が逆になった木」。

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そのアイデアモデルを拝見すると、もう少し具体的にその姿が見えます。

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この中にやはり足を踏み入れる事ができるようになっていて、表出した木の内側空間から外側の空間に
入って行くという行為はなんだか哲学的です。抽象化された形は原子模型の様で、美しい。
V&A中庭では、ノルウェーのヘレン&ハード建築事務所による北欧的な遊びの空間が出現していました。

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木屑を詰めたカーペットを素足で歩いて、くり抜かれた木の中に入り込むのはなんとも言えず気持ち良く、何故か幼少期を思い出す懐かしい空間でした。このオーガニックな作品はその形の構想にコンピューターを駆使しているとのことで、とても現代的な作品なんだと後で知りました。

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建築家ご本人も楽しむ来場者たちとおしゃべり中。

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気づくと木に関した作品が多い今回の1:1展はV&Aにて8月末まで開催。 トークイベントなどにも参加して、とても満喫した建築展体験でした!
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2010.07.28  |  CULTURE