2008.12.29
バイイング交遊録/KAWS
皆さん、いよいよ今年も残りわずかですね。
今回が今年最後のコラムになります。
まだ3回目ですが、お付き合いくださいました皆さん、ありがとうございました。リレーコラムの中で一番内容がないとのご指摘も多数ありますが、当の本人は自分の好きな人を好き勝手にコメントできて、かなり楽しみながら書いています。来年もこんな感じでマイペースにいきたいと思います。どうぞ、引き続きお付き合いください。
さて、先日師走の忙しい合間をぬって、コンバースのローンチイベントに合わせて香港に行ってきました。イベントを開催したJOYCEは、今回コラボレーションしたマスターマインド・ジャパン、ナンバーナイン、リバティーン、トム ブラウンそれぞれのコレクションを取り扱いしている、おしゃれなショップです。
当日は、VIPを中心に多くのお客さまにご来店いただき、即日完売の勢い!! 香港での日本ブランドの人気ぶりを目の当たりにしました。

たくさんのお客さまがご来店
そして、そんな日本ブランドの人気にあやかるように私は、香港雑誌の取材を受け、カメラの前でポーズをとっていましたが、モデルさながらにポーズのリクエストの嵐。あまりの熱心ぶりに、デザイナーに勘違いされているのではないかと心配になり、香港初日の夜は眠れませんでした・・・。
そう、香港で日本のブランドと言えばア ベイシング エイプ。JOYCEの近くにお店があり(グッチの向かい、超1等地です)、大人気だそうです。
特にデザイナーのNIGOさんは、香港でもカリスマで、たくさんの雑誌に出ていらっしゃいました。そして、私はその雑誌を見て、デザイナーでなければあんなに写真は撮られるわけがない!と、香港2日目の夜ももれなく眠れませんでした・・・。
さて、エイプの名前が出てきたところで、皆さんKAWSというアーティストをご存知ですか? NIGOさんとも親交が深いほか、コレットのサラをはじめ数多くのファッショニスタに愛される、超人気アーティストです。これまでに、エイプやアンダーカバーのほか、コム デ ギャルソン、マーク ジェイコブス等とコラボレートする他、オリジナルブランド「オリジナルフェイク」を手掛ける等、ファッションと関わりの深いアーティストです。
因みに、オリジナルフェイクのレディースコレクションは伊勢丹でも購入いただけます(しっかり宣伝です)!
その彼とミーティングをしてきました。来年開催予定のエキシビションのキックオフミーティングです。場所は彼のアトリエ。ブルックリン市街を一望できる、とても気持ちの良い空間です。
窓がない我が職場を考えると、羨ましさを通り越し悲しくなってきます・・・。
アトリエに行ったときは、ちょうどマイアミで開催する個展の追い込み中で、超多忙だったにも関わらず、雑談も交えながら、結構話し込みました。
来年の秋口頃に開催予定ですが、今からとても楽しみにしています。
さて、帰り際に彼から雑誌をプレゼントされました。雑誌は「i-D Magazine」で、表紙から挿絵にいたるまでKAWSのアートワークが使われています。まさにKAWS特集号です!
やるなぁと思いながらも、どうせ本人のルックスがいいから特集されたに違いない、と変に嫉妬していると、ふとひらめきました。
彼がKAWSです
そうかデザイナーやアーティストもルックスは大切か。
なら、香港での取材は絶対にデザイナーに間違えられていないな!と妙に安心。
これでようやく眠れる。KAWS、ありがとう!
小濱勇人
伊勢丹 婦人チーフバイヤー
1995年伊勢丹に入社、解放区バイヤー・タグラインバイヤーを経て2008年に現職。ディレクション・バイイング業務の傍ら、さまざまなエキシビション・プロモーションを企画。過去には、「ヘルムート ニュートン バイ コムデギャルソン」「UK JACK,OK!」「ヴィジョネアーDECADES」「Caperino&Peperone」「DOVER STREET MARKET ISETAN」「アート コンビニエンス ストア」を手掛ける等、その手腕に注目が集まる。