2009.01.29
I wanna be a Factory Girl!
2009年、精神の安定を求め(笑)今年ハイパワーが集結しているという噂の「伊勢神宮」へ参拝し、スペシャルプランで御祈祷もして頂き、かなりの活力を注入してしまったからなのか、頭の中に色々な物事がぐるぐると駆け巡り、なぜだか突然生まれて初めて鼻の横側に発疹した。
見え方としては、鼻かみすぎ女。辛すぎます。
常日頃通う皮膚科の先生には、「オイルバランスが崩れています」と診断されたが、私的には完全にテンションバランスが原因であるとしか考えられない。
年末に1日1(以上)シャンパン祭りをした祟りなのかと思い、今流行の加圧トレーニングも始めてみたが、いまいちベストポジションに入らない自分・・・。
そんな、テンションがいまいち上がりきらない状態のときにいつも読むものがあって、それは全部60年代のAndy Warholの周辺やFactoryの時代の人々のバイオグラフィー。
家中に大量のこの時代の本が転がっているが、今現在はこの2つ"The Philosophy of Andy Warhol"と"Bob Dylan Chronicles"と
これ"Edie Factory Girl"を再度読破。

私はここ数年もの間、執拗にこの60年代に生きた人々の軌跡が気になり続けて仕方ない。
そしてもうこの世を去ってしまった素晴らしい人々からご存命の人々まで含め、彼らの生きた日々を辿っていくと不思議と元気の源のようなものを感じ取ったり、過去の出来事なのにも関わらず、新しいインスピレーションを得たり、ファッションのトレンドにスパイスとして入れ込めたりと、色々力をもらえるのだ。
どうして活力になるのか理由は解明できない。一体全体なぜ?と、思い始めたらまたぐるぐるともやもやしたものが回り出した。
とにもかくにも心のバランスの悪いときはWarhol、60年代、Popカルチャー、私の鉄板です。
多分Factory Girlになりたかったんだろうな、私。
ちょっと後の時代にはなるものの、もちろんこれ"Stephen Sprouse Book"も忘れずに注文。
そんなWanna be Factory Girl、ミラノ、パリへプレコレクションを見に再び上陸です。
前回の旅がつい最近のことだったとしても、年明けということで気分的には久しぶりな感じで嬉しい。
と思いきや、寒い・・・。
例年よりも寒いような感じ。今年真っ先に購入したPHIのサンダルも、Louboutinのオープントゥもホテルの床に転がったままです。
1月から3月のファッションウィークは、寒すぎて、重ね着しすぎて、お洒落度数がいやおうなしに下がってしまう為、なんだかおめかしに気合いが入らなくて切ない。
どこに行っても「不景気ね~」のセリフが、世界共通語のように駆け巡り、ミラノの冬の空はどんよりとグレーに染まり、ますます上がりきらない私の心に拍車をかけてくる。
しかし!そうはいっても目指せチームFactoryなんだからと言い聞かせ、ハイテンションで臨む。
矛盾しているのは、心はWanna be Factory Girlだけど、テーマソングは80年代のMadonna姉さんです。今シーズンのバイイングテーマソングでホテルの部屋でもひたすら懐かしい名曲をかけ続ける。
今回の締め切りが、ミラノ初日だったので、あまり面白い情報はお届けできないので残念ですが、次回にワクワクは回すとして、ちょっとだけ中身をお伝えしたいと思います。
まず初日はGiambattista Valliから。彼は今回フィレンツェはPITTIにて招待デザイナーとしてプレコレクションのランウェイを行ったとのことで、普段だとシンプルな雰囲気のデザインが多いプレだが、今回はとっても華やか。
体にフィットするシルエットや、コクーンシェイプ、丸みを帯びながらもすとんと落ちるような彼の得意とするデザインはそのままに、あくまでも品のある女性に仕上げてくれるところはさすがです。今回のお気に入りはこのドレス。

レオパードやドットのミックスプリントは、誰にでもむしろ似合わなそうなとこが好き。一歩間違えるとやっちゃった感を醸し出す危険がある。
しかし、着る人を選ぶ服は、まるで一筋縄ではいかないメンズのように、癖になるというか、スパイラルから抜け出れないというか、そんな魅力を放つような存在です。これを絶対GETして、これのために加圧トレーニングがんばるぞ、と誓う。
そして大人気のJimmy ChooとGiuseppe Zanottiをチェック。大人の事情で画像をUPすることは出来ないのですが、どちらもRock、Punk、80'sがテーマ。う~ん、しいて言えば、本日の私の手元、こんな雰囲気のコレクションが山盛りです。スタッズでフリンジ・・・。
引き続きトレンドの模様。行きつけのネイリストさんにフルスタッズを爪に打ち込んでもらったかいがありました。各ブランドでも「ドンズバね!」とお褒めの言葉を頂くも、固い場所では「?」という感じでした☆

Restirの基本テーマでもあるキーワードが次々と登場してくるので、大興奮、大満足!
シューズ・アディクトにはたまらないシーズンになりそう。
出張といえば、私の楽しみは食事。一日中ファッションのことを考えているせいか、息をつく唯一の瞬間である食事に対して日本にいる100倍は夢中になってしまう。どのバイヤーさんもそうだと思うが、オーダー中、脳みそをフル回転させるので、異常なくらいお腹が減る。
私の場合は朝紅茶を飲みながらランチのことを考え、ランチを食べながらディナーのことを考えるという食いしん坊万歳ぶり。そしてミラノに来たら必ず一回は訪れるのが、こちらの「串」。

店の名前は「串」ですが、串だけじゃなくて美味しい和食を頂けます。
根っからの日本人なので、和食は2日に1回食べないと脳みそが回りません。Restirの外国人チームには「醤油中毒」と小ばかにされる始末。いいんです、日本人ですから。
そんなお気に入りの「串」にて本日頂いたのはこちら。手鞠寿司と

そして串だけに串盛り合わせ。(あんまり美味しそうに写真が撮れずでごめんなさい)

その他は写真を撮る前に食べちゃいました・・・。
でもミラノにお越しの際は是非。
Sake Bar Kushi
Address:Via Morosini 19 Milano
Tel:02・5515161
と、ここでまたも悩む。Factoryの時代はもちろん、アルコールとドラックにまみれたクレイジーな世界で、特にスキニーさに重きを置いた女の子たちは皆こんなに食いしん坊じゃなかった。むしろ皆食べることに興味は無かった。
美味しいもの大好き健康志向の私は、Factory Girlにはなれませんね、確実に。
柴田麻衣子
リステア マーチャンダイジング&バイイングディレクター
愛知県生まれ。愛知県立大学英文科卒業。リステアに入社し、2002年以降、バイヤーに。現在は同社のマーチャンダイジング&バイイングディレクターとして世界各地でバイイングを行う。