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お仕事・・・お仕事・・・

2008.11.18

お仕事・・・お仕事・・・

バイイングのシーズン以外って一体全体バイヤーは毎日何をしているんだろう?と、よく周りの人に聞かれるのだが、山のようなやらなきゃいけない項目が実はあって日々大奮闘している。
その中で、レイアウトやウインドーのプランを作るっていうのも私の大切な仕事のひとつ。買い付けてきたものから、色んなイメージや世界を妄想してどんどん膨らませるのが大好きな妄想クラブ会員の私にとっては、かなり燃える任務でございます。

RESTIRには、通常ならばショップにあるべきショーウインドーが無い代わりに、巨大なLEDスクリーンが設置してあって、そのシーズンで伝えたいテーマを映像に落とし込んだものをショーウインドーとしている。いわば、バーチャルウインドー。
これまでは、映像や、それぞれのブランドのイメージや広告を展開していたけれど、それらに加えて、RESTIRのウインドーなんだから、お店の中で提案しているスタイリングをそのまま見せましょうということで、初めての試みに挑戦。
今回は、「RAVENETTE」というテーマで、10ルック程のスタイルをシューティングして、30秒くらいの映像にすることに。
名づけ親は我らがArt DirectorのEddie。Raven(カラス)から取った造語だが、ブラックのファーやフェザーなどのウェアを纏った、風を感じる雰囲気を出したいという思いを素敵な言葉に変えてくれた。カラスって不吉なイメージもあるけれども、それを逆説的に、アナーキー発想で捉えてみる。「不吉で上等です!」っていう強さ、好きです。

テーマや打ち出したいアイテムは決めたものの、モデルのキャスティングから、スタイリング、ヘアメイクまで、写真のイメージなどなど、ひとつの物事を作り上げるって、本当に大変だなと、あらためてスタイリストさん、カメラマンさん、ヘアメイクさん、サポートしてくれるアシスタントさん、モデルさん、映像に作り変えてくれる人などなど、関わるすべての人にリスペクト。そして、作り上げることがこんなにも素敵な達成感というか充実感というか、ナイスアドレナリンを生み出してくれるのだな、ということも知った。
色々なことがほぼ初めての経験だったので本当に勉強になりました。

今シーズンは体を通してみて初めて感じられるような美しいシルエットのウェアが多いので、ラインがきれいに見えるよう、様々な動きを加えて撮ってみた。

時には無理難題な体勢も要求し、モデルのAnitaも一苦労。ごめんね。
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モデルのJunior。待ち時間が長すぎてお昼寝・・・。美しい横顔なので、写真におさめてみる。
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そして苦労の末出来上がったLEDショーウインドーの一部はこんな感じです。
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まさにRAVENETTEな一枚。
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Roger Vivierのシューズにクローズアップ。この靴は履かなくても、持ってるだけでもビューティー。
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Balmainのジャケットも、大画面だとかなりの迫力!
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そして、ウインドーと同じく一大ミッションのディスプレイが私を待ち受ける。
我が店舗1Fは、エキジビションスペースという名の、いわば多目的スペースがあって、ファッション、アート、インテリア、お酒、車、時計、などなど様々なエキジビションを行っているのですが、そういったイベントの合間をぬって、商品を楽しく魅せるディスプレイというのも行っている。
これがまた結構な重労働で、徹夜してオープン前までにぎりぎり終わらせると、翌日どっと筋肉痛になるほど。がんがん作りこむし、ライトも全部調整するので、最近VMDチームは皆、マスクをして作業するのがトレンド。とても服屋とは思えない光景が広がっているので、作業中の様子は絶対人に見せられません。

パリがファッションウィークだった時期に、「Back Stage」というテーマで、ショー会場のごった返したバックステージを再現していたのですが、それに続くストーリーっていうことで、今回は「Front Row」を再現。
私には、ファッションウィークになると、毎回闘志を燃やすために読んでいる本がある。メンズだったらきっと三国志とか武士系のやつとか読むんだろうけど、私の場合は「Front Row : Anna Wintour : What Lies Beneath the Chic Exterior of Vogue's Editor in Chief」。これ、バイブルです。おかげですっかりアナ・ウィンターに精通してしまい、社内でも私のアナおたくっぷりは有名で「柴田マイコ・ウィンターに名刺変えればいいんじゃない?」と言われるほどです。それもあって、Front Rowに座っている人っていったらアナでしょう、ということで、アナ系ヘアスタイル&サングラス、アナ風スタイリングのマネキンを座らせる・・・
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もう一人座らせる・・・
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さらにもう一人・・・・・シートナンバーとフェイクお土産も忘れずに設置。お土産はフロントロウの方のみに配りますから、というNYコレクション風の微妙なこだわりもしてみました。
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こんな感じでショーの世界がちょっぴり味わえます。
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ご来店頂いたお客様も、せっかくなのでランウェイを歩くもよし、フロントロウに座っていただくもよし。色々お楽しみ頂ければ幸いです。

こんな感じでディスプレイ制作を楽しんでいます。
でも一番大変なのは、我らがVMDチーム。私の夢見事を現実世界に落とし込んでくれる・・・
チームあってこそのわくわくディスプレイがあるのですね、きっと。これまた感謝です。


そんな楽しい?RESTIRでは、先日Christian Louboutin氏が来日ということで遊びに来てくれて、アットホームな感じのシャンパンパーティーを突然行ってみました。みんなでわいわい、かなり深夜まで、シャンパンとチーズで盛り上がる・・・完全にBAR RESTIR。
デザインするときに、ヌードの女性に履かせながらデザインするというLouboutin。最高です。
そういうの、大好きです。
可愛らしいデザインももちろん得意だけど、やはり一番惹かれるのは、彼自身の執拗なまでの美への追求が垣間見える、フェティッシュなピンヒール。エロティックな逸話を持つお靴たちの数々の裏話を聞けて、大興奮の一夜でした。

Louboutin氏とこの日遊びに来てくれたジェシカちゃん。
ムッシュも楽しそうにお話してました。
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Balmain | Christian Louboutin | Roger Vivier
2008.11.18  |  FASHION
COLUMNIST

柴田麻衣子

リステア マーチャンダイジング&バイイングディレクター

愛知県生まれ。愛知県立大学英文科卒業。リステアに入社し、2002年以降、バイヤーに。現在は同社のマーチャンダイジング&バイイングディレクターとして世界各地でバイイングを行う。

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