2008.09.29
09春夏
9月28日(日) : パリは快晴、コレクション日和です。
09年春夏プレタコレクションを取材するフィガロジャポン編集長の毎日をお伝えするスペシャルレポート。ランウェイの最新ニュースから舞台裏まで、編集長Tのパリコレ体験記です。
エールフランスの夜便で成田を出発、パリに着いたのは朝の4時。
5時過ぎにホテルにチェックインして、ともかく部屋でひと休み。
09年春夏パリコレクションは27日にスタートしたばかり。
初日は残念ながらスキップして、今日からが、私のパリコレ。
10月5日までのコレクション期間中、公式スケジュールだけでも90以上ものメゾンが参加。
小さなプレゼンテーションや展示会をいれると、きっと150を超えるブランドが、
ここパリに集まってきている。
ひと足先にパリ入りしたスタッフは朝の11時のショーから取材を始めているけど、
これから8日間続くハードスケジュールに耐えるだけの体力も温存しておかないと。
ともかく仮眠をとって午後からのショーに備える。
今日の招待状
ここ数シーズン、編集部が滞在しているのは、
サンジェルマンのビュッシー通りにあるプチホテル。
パリコレのオフィシャルな会場はいくつかあって、
いちばんのメインがルーブル美術館の地下にあるカルーセル・ドゥ・ルーブルというショー会場。
アクセスを考えると便利だからとだから右岸のホテルに滞在する人が多いけど、
私はやっぱり左岸が好き。
というわけで、フィガロ編集部の宿泊先はいつも左岸。
このビュッシーは平日は市場がたつし、近くにはカフェも多い、
サンジェルマンらしい活気にあふれた通り。
ショーが深夜近くに終わっても、食事の場所にも困らないし、
なんといっても辺りの空気感がパリらしい。
あまりにも天気がよかったので寝ているのがもったいなくなって、
サンジェルマン教会あたりまでぶらぶらと散歩。
教会前でジャズバンドが路上演奏中。

こういう光景に出合うのもサンジェルマンならでは。
旅行ではないけれど、こういうちょとしたことがやる気になるんですよね。
なんだか、幸せな気分に包まれて、いよいよパリコレ取材のスタートです。
今日ひとつめのショーは15時のバルマン。
会場はウエスティンホテルのサル・アンペリアル(salle imperial)。
時間ぴったりに到着するもまだまだショーが始まる気配はなさそう。
天気がいいせいか中庭で、ランチやお茶をする人がいっぱい。
モデルのリリー・ドナルドソンやラケルもテーブルにいる。

カメラマンの輪のなかにはミラ・ジョヴォビッチの顔も。
予想どおり40分遅れでやっとショーが始まった。
懐かしいマドンナのヒットナンバーにのって登場したファーストルックは、
華やかなビジューで飾られたナポレオンジャケットにブリーチデニムという
スーパークールなコーディネート。
デザイナー、クリストフ・デキャナンの作る、
ロッククチュールともいうべきスタイルは、毎回カッコイイ!
スクエアなメタルを散りばめたストラップサンダルにも目が釘付けです。
続けて、ヴィロニク・ルロワ、リック・オーウェン、ニナ・リッチ、
AFヴァンデヴォーストと初日から頑張りました。
ヴェロニク・ルロワはアルジェ通りの自分のブティック前の歩道に
ランウェイを作ってミニーショーを開催。
お天気のいいなか、路上でショーを見るのも楽しい。
途中で隣の建物の住人が出てきて、
ランウェイに侵入というハプニングもあったけど、それもご愛嬌。

リック・オーウェンはまっ白なランウェイをオールブラック、
オールグレイのモダンノマドともいえるルックが次から次へと登場。
グラフィックなカットや切り替えが印象的。

オリヴィエ・ティスケンスのデザインするニナ・リッチはいつもながらロマンティック。
ほとんどがフロントはミニ、バックはトレーンをひく変形ドレス。

ランジェリーを思わせるヌードカラー、淡いブルーの水彩画プリント、
ドレスに羽織ったマトンスリーブのジャケットも夢のように美しい。
本日最後のAFヴァンデヴォーストはここ何シーズンかでベストの可愛さ。
まっ白なシャツと黒のボトムの制服みたいなルックあり、
レースのミニドレスあり、パッチワークプリントあり。これまでより軽やかでスイート。
でも、彼ら特有の危険な少女性もしっかりあって、そのアンバランスが魅力。
真っ赤な口紅でわざと大きく描いたぼってりとした唇のモデルがなんとも官能的。
すべてのショーが終わったのは9時過ぎ。
ホテルに戻り、ホテルの隣りのカフェでロールキャベツの夕食。
日本の洋食みたいな懐かしい味で和みました。
とりあえず初日を乗り切って、やれやれ、です。
