2008.10.06
09春夏
10月1日(水) : おめでとう、ソニア・リキエル!
パリコレクション期間中は、モデルが新しいシーズンの洋服を着て
登場するランウェイショーと、イベントホールやホテルの部屋などを
借りて洋服を展示して見せるプレゼンテーションがあるのだが、
今日はその両方を掛け持ちするハードスケジュールDay。
まず、朝イチにsacaiの展示会に出発。阿部千登勢さんがデザインする
sacaiは、もちろん日本でも同様の展示会を行っているが、それに先駆けて
新しいコレクションが見られるのが、ここパリ。世界中のジャーナリストや
バイヤーがやってきます。パリのコレットでも売っていて海外の評価も高い。
場所はここ数シーズン阿部さんが気に入っているという3区のアパルトマン。
本当に人が住んでいるようなインティメイトな雰囲気が彼女の服にぴったり。
毎回、行くのが楽しみな展示会です。


阿部さんがトルソをお直し中
この秋冬のフィガロのsacai 特集のインタビューで、
次の春夏はハワイがインスピレーションと聞いていたので、
どんな洋服が出てくるのかちょっとドキドキだったのですが、これが
すご~くよかったんです。ニットの糸から作ったフリンジのドレス、
レースにプリーツを施したミニスカート、
レイプリントのTシャツなど、どれも可愛くてモダン。
色もパープルやグリーン、イエローなどポンと目に飛び込んでくるようなレンジ。
ブランド創立10周年を迎えて、これからますます期待が持てます。
ここに来ると仕事を忘れて、つい個人買いをしてしまうのが悩みなんですけど。
私に限らずフィガロ編集部のワードローブ所有率がもっとも高いブランド。
気をつけないと、モノがかぶっちゃうんですよね。
阿部さんはみんなの応対をしつつ、その合間にトルソーの着つけを
細かく手直ししたり忙しそう。
またもやユナイテッドアローズの栗野さんに遭遇しました。
デザイナーの阿部さんと栗野さん
続いてロジェ・ヴィヴィエの展示会へ。デザイナーのブルーノ・フリゾーニも
会場で熱心に新作を説明したり、取材を受けたり。
彼のミューズである、針金アーティストのマリー・クリストフも会場にいる。
今回は過去のアーカイブからインスピレーションを受けた新作が多数。
ブランドのアイコンでもあるバックルをアレンジした
エナメルの靴やバッグがとても新鮮でした。



まずい! もう予定の時間をオーバーしている。12時のニナ・ リッチの
アポイントメントに遅れながら飛び込み、慌てて、エマニュエル・ウンガロの
ランウェイショーへ。コムデギャルソンの展示会を1ブランド15分と決めて
大急ぎで回る。まだコレクションは半分も終わっていないけど、今回の
マイベストはやっぱりコム デ ギャルソンかも。
ああ、今日はお昼は抜きだ。ウンガロのショーの後に、ルーブルの地下の
ラ・メゾン・デュ・ショコラで買った、キャラメル、カフェ、
ショコラの3種類のエクレアをスタッフ3人で分けつつ、車のなかでパクつく。
パリ支局長の大村のおすすめのスイーツ。お茶もないし、甘すぎるかなと
思いましたが、一度に全部食べちゃいました。おいしいです!!!
特にキャラメルが抜群にウマイっす。
次は15時からのドリス・ヴァン・ノッテンのショー。ようやく人が
入り始めたころらしく、入り口あたりはごったがえしている。
フィガロのファッションページでもおなじみ、このwebでもブログを連載中の
スタイリストのエリザ・ナリンの姿も。いつもおしゃれな彼女。
今日は古着のドットのワンピースにトレンチという、パリジェンヌスタイル。
でも、本人は生粋のイタリア人なんですけど。

ドリスの会場はパレ・ロワイヤル。公園をそのまま生かしてショー会場に
してしまうなんて、やっぱりパリは違います。公式のコレクション会場は
あっても、こういうオリジナルの場所探しもそのブランドの個性。
毎回、場所探しは大変みたい。公園にある噴水も立派な舞台装置になってる。
さて、肝心の洋服は、といえば、いつものフォークロアムードを押さえたモノトーン、グラフィックのモダンなコレクション。
いつ見てもドリスのショーはキレイのひと言です。
続いて、クリスチャン・ラクロワ、ジバンシィ、そして本日の
メインイベント、ソニア・リキエルのブランド創立40周年の
ディナー&ショーへ。
パリから車で1時間以上。サンクルー国立公園のなかで行われた
ソニア・リキエルのバースデー・イベント。
会場からは遠くにパリの夜景が見渡せる。
8時半からのディナーに続いて、春夏コレクションのショーが10時半から。
でも、これはあくまで予定で、ショーがスタートしたのは11時半過ぎ。
モデルが70人以上登場した春夏コレクションも圧巻でしたが、
なんといっても感動したのは、娘のナタリー・リキエルから
ママ、ソニアへの40周年のプレゼント。
30名のデザイナーにソニア・リキエルをイメージした
デザインをお願いし、その作品がラストに一挙に登場。
アルベール・エルバス、マルタン・マルジェラ、ヨウジ・ヤマモト、
ジャン・ポール・ゴルチエなど錚々たるデザイナーが参加している。
この作品はすべて、11月からモード美術館で開かれる、
ソニア・リキエル展にも展示されるとか。
最後はハッピー・バースデーの音楽とともに、会場は割れんばかりの拍手。
ファッションって本当に素敵だ、と思った瞬間でしたが、
帰りの車のなかではあまりに疲れて爆睡。
ホテルに戻ったのは深夜1時を回ってました。おやすみなさい。
ナタリーとママ、ソニア、後ろに並ぶのが30のコラボルック
ショーは終わってもパーティは続きます。
フィガロジャポン編集長
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