TOPIC PATH
HOME
  >  COLUMN
  >  コレクション・リポート
  >  パリのカンゲキ Vol.5 10月18日(月)
パリのカンゲキ Vol.5 10月18日(月)

2010.10.19

パリのカンゲキ Vol.5 10月18日(月)

ボンジュール。
パリ春夏コレクション日記、最終便です。

IMG_0066.JPG

IMG_0001.JPG

カンゲキ#16
10月6日。ファッションウィーク最終日の華はルイ・ヴィトン。いつもどおりルーブル宮の巨大テントがショー会場です。アナウンスタイムより30分以上は遅れるのがフツーのパリコレにあって、ルイ・ヴィトンのショーだけは必ずオンタイムスタート、というのがここ数シーズンの常識。さあ今回は・・・? 席に着いて時計を見ていたら、1分前の14時29分に幕が開きました。ドキドキ。

ステージには3匹のタイガーがいました。シノワズリな花柄や大胆なアニマル柄満載、前シーズンからがらりと変わって色鮮やかでパワフルなコレクション。フェティッシュな香りも漂っていました。もちろんバッグも多彩に登場。チャイナドレスに似合うブライトカラーの細長いクラッチなどなど。

IMG_0026.JPG


カンゲキ#17
深―く感動してしまったのが、最終日午後のエルメスのショー。パリが愛してやまない人気者、ジャン=ポール・ゴルチェによる最後のコレクションです。次シーズンからはデザイナーがクリストフ・ルメールに変わります。

長い長いランウェイの奥、幕が開いたそこにはなんと、本物の馬たち! 豪華なシャンデリアの下で騎手たちが馬を駆る優雅すぎる舞台に歓声が上がりました。そこから乗馬スタイルのモデルたちが凛々しく歩いてくるという演出です。とってもエルメスof エルメスという感じ。レザーのゴージャスなバリエーション、シャツやストールのルック、スパニッシュタッチのアクセント、シンプルな乗馬ブーツ。そしてゴルチェのシグネチャーともいえるビスチェも多彩に。レザーの美しさを存分に魅せながら、シックでモダン。まさしく、エルメスらしさ+ゴルチェらしさのマリアージュが完結!そんな印象でした。

IMG_0069.JPG

フィナーレが近づくと馬たちが横一列にピシっと整列。くうううっ!カッコいい! 満面の笑みを湛え、全速力で走ってきたゴルチエが、最後に大勢のモデルたちとすれ違うシーンがあまりにも劇的でした。

IMG_0072.JPG


カンゲキ#18
ショー日程は8日間。ショーの合間には展示会やイベントも多数開かれます。展示会にも精力的に行ってまいりました!

マリー・エレーヌ・ド・タイヤックの展示会はいつもどおりサンジェルマンのブティックにて。スイートでデリケートな新作ジュエリーを前に、心躍るひととき。

IMG_0004.JPG

おなじみのデザイナーご本人がひとつひとつ丁寧に見せてくれました。この方はいつお会いしてもとってもおしゃれ! 似合うものを良くご存知なパリ女性です。この日は鮮やかなターコイズブルーのニットドレスをご着用。「ジュエリーは身に着けたほうがずっとキレイに見えるの」と言い、「ファーストレディ」と名づけられた色とりどりのトルマリン使いのネックレスを自ら着けて見せてくれました。そして、よく見ると唇形をしている小さなゴールドのモチーフを集めたネックレスは、PRの関根さんがモデルに。こちらもスゴーく繊細で素敵!

IMG_0003.JPG


カンゲキ#19
旬をしっかりつかんでいて、今季も着たい感満載だったsacaiの展示会。パリでもますます好調だそうです。メンズライクやワークウエア、ユニフォーム風とかトラッドなシャツとか、誰もが知っている要素がちょっとクチュールライクに変身、そんな印象でした。欲しいものいっぱい。困ります。

IMG_0906.JPG

そういえばパリコレ期間中、sacaiデザイナーの阿部千登勢さんと一晩、ご飯をご一緒しましたが、お互い多忙の合間でテンション高めだったのか、パリという場所だからか、ぐっと親密になれたような気がします。うれしかった! 彼女は素晴らしいクリエイターであり、女性としても、同世代(というのは失礼ですね、ごめんなさい!ま、やや近い世代)の仕事人としても、心から尊敬してしまうスーパーパワフルな人。見た目はふわっと女らしいけれど。そこも素敵です。sacaiのPR加藤さん、フィガロ編集部のNKとともに、かるーいガールズ(?)トークばっかりのかなり楽しい夜だったけれど、端々で「うんうん、わかるわかる!」と思ったり、そこはかとない勇気をもらったりしました。

こんな風に出張中、仲良しの方やパリの知人と語り合うご飯タイムって格別です。ショーの後だからかなり遅い時間になりがちだけど、普段東京ではなかなか話す時間のない方とのつかの間トークには、さまざまな刺激があって最高! 今回もフレッシュな気持ちになって帰ってきました。


皆さま、ここまでのお付き合い、ありがとうございました。
パリでの数々のカンゲキ事項は、今後フィガロのファッション企画にアレコレ反映させたいと思います。どうぞお楽しみに! 
ではではまた。

アビアントゥ!

編集長N


PREV  |  NEXT >
BRAND
Hermés | Louis Vuitton | sacai
2010.10.19  |  FASHION