2008.10.14
09春夏
10月5日(日) : ラストデーは感激、また感激。
わ~い、最終日だ。今日でコレクションも終わり。
ラストまで突っ走るぞ。
ショーは午後から3つだけ。それまで展示会をいくつ回れるかが勝負。
まずは、ホテル近くサンジェルマンのカデット通りの
バレンシアガのショールームへ。
ショーも素晴らしかったけど、実際の服もすごかった。
バレンシアガは撮影禁止なので、写真をお見せできないのが本当に残念。
光と柄というテーマにふさわしく、光を反射、吸収するさまざまな素材が。
ゴールドやシルバーのレザーをプリーツ加工したブルゾンや
オーバル型のスパンコールを全面に施したドレスなど、どれも溜息もの。
価格もスゴイです。半貴石を飾ったクロコダイルのクラッチも登場。
でも、コマーシャルラインのドレスやミニボトムはウエアラブルで
自分で買うならこっちかな。
続けて、アレキサンダー・マックイーンのショールームへ。
ここでも、ショーの洋服の完成度の高さに圧倒されっぱなし。
ポール・カはいつもどおり、サントノレのブティックでの展示会。
ランジェリーのようなスキンベージュとブラックが主役のコレクション。
中庭のあるブティックの奥に、スペーシーなアクリルのケースとともに
マネキンが並んでいる。会場にはデザイナーのセルジュのご両親も。
モダンでセクシーな彼の服は、いまやフランスの若手女優の御用達とか。
スーパーストラップのシューズなど気になるアイテムがいっぱいだけど、
またまた時間がなくなってきた。
セルジュに挨拶をして、次のエルメスに急いで移動。

マックイーン展示会
ポール・カ展示会
ポール・カ展示会、デザイナーのセルジュ。
いつ来ても、エルメスのショールームでは、うっとり!の連続。
スエードやレザー、クロコダイルまで、贅沢な素材のオンバレード。
今回の狙い目は、ショーにも登場したクロコダイルやパイソンのクラッチ、
秋冬から継続の斜め掛けバッグ、ジプシエール、
フリンジ付きのショルダーケリー、
メンズにも登場したボストンバッグ、UL。
他にもゴールドのフラットサンダル、パナマ帽など、ともかく小物は
ショーに登場しないアイテムもバリエーションが豊富。
見ているだけで楽しくなります。ついつい長居をしてしまい、
ランチを食べる時間もなさそう。
用意されていたサンドイッチやお寿司を食べてお腹をつなぐことに。
展示会場には飲み物や食べ物が用意されていることが多いけど、
けっこうお寿司があるんですよね。しかも人気で、すぐになくなってます。
ちなみにエルメスのケイタリングはおいしいと評判のサンクレールから。
コレなんだろうって思って食べた、海草を油揚げで巻いたのも美味でした。
エルメス展示会
エルメス展示会、ケイタリング
さあ、14時半のルイ・ヴィトンのショーには遅れないように行かなくっちゃ。
コレクション中のショーって30分から、ヘタすると1時間くらい遅れて始まるのがフツー。
それを見越して、スケジュールどおりの時間に来る人なんてほとんどいない。
でも、ヴィトンは先シーズンからその悪しき慣例を打ち破っています。
ことの発端は、去年のNYコレクションのマーク・ジェイコブスのショー。
2時間以上遅れて始まったために、ショー後マークは非難の的に。
その次から時間どおりに始めると宣言して、彼がデザインするヴィトンのショーも
前回はほぼオンタイムにスタート。実は前回、どうせ遅れるだろうと
タカをくくって会場入りしたのがショーのスタートぎりぎりで
自分の席までたどりつけなかったという苦い思い出があります。
なので、今回は15分前には会場へ。さすがに人が集まっています。
ルイ・ヴィトン ショーの会場入り口にて
ソフィア・コッポラ、ゾエ・カサヴェテスなどセレブも早々と席について、
はたしてショーは、15分遅れでスタート。
これはパリコレではかなり時間に正確なほう。
エディット・ピアフの歌うシャンソンにのって登場するモデルは、
エキセントリックなパリシックともいうべきスタイル。
40年代風のジャケットは異素材の切り替えで仕立てられ、合わせるボトムは
レースを配したミニ丈。異国風の大きなピアスやネックレスが印象的。
ドラマティックで美しいショーに拍手喝采。
ラストに向かって、盛り上がってきました。
ルイ・ヴィトン ショーのエンディング。
ショーのエンディングその余韻を引きずりながら、
クリスチャン・ルブタンのショールームへ。
日本にブティックをオープンするという噂もあるルブタン、
これだけのサンプルがあるのに、日本で本格展開がないのはもったいない。
ルブタン様、フラッグシップをぜひ東京にも作ってください。
クリスチャン・ルブタン展示会
さあ、ショーはあとふたつ。まず、私の大のお気に入りのランバン。
会場に集まるエディターの顔つきも心なしかリラックスムード。
世界中から集まっているエディターやバイヤーのなかには、もちろん男子もいます。
そうだ、たまには、ボーギャルソンのスナップでもしようかなと、
あたりを見回していると、いました、可愛い男の子が!
しかも、向こうからこちらに近づいてくるではありませんか。
How are you? と声をかけられた相手は、ジェイコブ・K。
カメラマンのティム・ウォーカーとよく仕事をしているスタイリスト、
公私ともにティムのパートナーともいえる存在です。
数年前に一度会っただけなのに、私のこと覚えていてくれたなんて、うれしい。
一緒にいたBマガジンのエディターとともに激写しました。

ランバンの会場入り口、ジェイコブ・K(左)を記念撮影。
さて、肝心のランバンのショーはといえば、もう言葉も出ないくらい感動!
ボリュームシルエット、ドレープ、ジュエルカラーなど、ランバンらしい
コードがあふれたコレクション。やっぱりアルベール・エルバスは最高。
ヒョウ柄のドレスや、ファンキーなオールクリスタルのサングラスもカッコイイ。
ショーが終わると同時にバックステージに行ったのですが、もう人の山。
なんとか、アルベールに声をかけることができました、やれやれ。
ランバンのショーのエンディング
ランバンのショー後のバックステージ
そして、いよいよ本日のラスト、そして今シーズンのラストのミュウミュウです。
ミュウミュウはこのところパリでずっとコレクションを発表、
会場は16区にある古いお屋敷です。ランウェイとなる部屋は、
シャンデリアが天井から下がる、クラシックな内装。
でも、壁には大きなイラストパネルが飾られている。
描かれているのはこれまでのミュウミュウのキャンペーンガールたち。
マギー・ギレンホールやキム・ベイシンガーらしき顔が見えます。
過去を振り返って再生、という今回のテーマに関連してなの?
ショーに登場した洋服はプリーツを施したドレスやスカートのレイヤードルック。
ポンペイの遺跡の壁画のようなプリントもあり、どこかグレコローマン風。
黒やナチュラルベージュのなかにはさまれる赤のルックが鮮烈。
そして、靴のチャーミングなこと。バックに大きなリボンをあしらったパンプスが
とっても可愛い。明日の展示会で早速チェックしなくっちゃ。
ミュウミュウのショー会場
ということで、ラストデーも終了。終わった、終わった。
今日はこれからスタッフと打ち上げ。装飾美術館のレストランに行きます。
みなさん、お疲れさまでした。
私のコレクションレポートもこれで終了です。
後半、挫折して、デイリーにお届けできなかったこと、ごめんなさい。
言い訳ですが、ホント、ばてました。
もし、これを読んで気になるブランドがあったら、
詳しくはフィガロのコレクションブック、
トレンド図鑑で手にとってじっくり見てください。
では、では。