2008.10.01
09春夏
9月29日(月) : 展示会回りもスタートしました。
昨日、このブログを書き終えてベッドに入ったのが深夜2時過ぎ。
初日、頑張ったのがよかったみたい。あまりに疲れて
時差ボケもなく、ぐっすり寝ました。
さて、コレクション2日目はショーの合間をぬって、展示会回りもスタート。
まず、10時のアツロウ タヤマ。
思いのほかショーのスタートが遅れて、11時のキャシャレルへ大急ぎで駆けつける。
今回、初めてのカルーセル・ ド・ルーヴルのショー。
会場に到着すると、ショーの準備が遅れているらしく、
まだ中に入れない状態。エントランス手前のホールには人が溢れている。

キャシャレルは、昨シーズンからロンドンのイーリー・キシモトが
デザインをしていて、今回が初のランウェイショーを開催。
コレクションは「Tel un oiseau migrateur」渡り鳥のように、がテーマ。
ハッピーな色と柄が弾ける、ハッピーで自由なマインドのドレスや
スプリングコートがたくさん。幸せな気分でショーがエンディングを迎えた後に
今回は、ブランド創立50周年ということで、キャシャレルのシンボルでもある
リバティプリントだけを使った、もうひとつのミニコレクションがスタート。
これがなんともスイート。リバティ柄のエターナルな魅力を
あらためて認識しました。。本当のラストにはオーナー氏もランウェイに。

この後、午後のショーまで時間があるので、
キャサリン・マランドリーノの展示会へ。
彼女はフランス人ながらいまはNY在住。コレクションは
ニューヨークで発表しているが、毎回、パリのホテル、
プラザアテネのスイートルームで展示会を開いている。
彼女のドレスはアメリカではセレブリティに大人気とか。
毎年2回、この場所で会うのが恒例になっている。
レースやシフォンを使ったウルトラフェミニンなドレスは
美人デザイナーの彼女の雰囲気にもぴったり。
今年はブランド創立10周年を迎えて、11月にはアスリーヌ社から
本も出ると、とてもうれしそう。

会場を出ると13時半。チャンス!14時半のディオールのショーまで
1時間もある。早速、サントノレにあるレストラン、野田岩に移動して、
お昼はうな丼です。お店に入ると、日本人ジャーナリストがちらほら。
みんな、考えることは一緒ですね。
ディオールのショーは、まさに本日のメインイベント。
会場はチュルリー公園のなかに作られた特設テント。
天気もいいし、いつもセレブゲストが多いこともあって
カメラマン集団があちこちに待機している。
今回も、去年のアカデミー主演女優賞をとった、フランス人女優、
マリオン・コティヤールを筆頭に、エヴァ・グリーン、リリー・アレンなど、
華やかな顔ぶれ。ちょうど、入場時に、カメラマンに囲まれるエルザ・ジルベルスタンに遭遇。

席に着いた途端に、目の前をミラ・ジョヴォビッチが通り過ぎた。
ディオールのボーダーのマリン風ドレスというさりげないスタイル。
でも腕には総ダイヤモンドのカルティエの時計が輝いていました。
さて、肝心のショーはといえば、ここ数シーズン続いた
クラシックスタイルから一転、
ワイルドなアマゾネスを思わせる「トライバル・シック」がテーマ。
トップを飾った、パイソンのジャケットとプリーツのミニスカートの
着こなしがまさにこのコレクションを象徴している。
エキゾティックレザーあり、アニマル風プリントあり、
そしてボトムはすべてミニ丈。足もとのストラップサンダルのヒールは
アフリカンアートの彫像のようなモチーフも。
でも、エレガントなムードもしっかりキープしているところが、さすがです。
興奮さめやらぬまま外に出ると、カメラマン集団がお仕事中。
通常1時間ごとのスケジュールが組まれているショーだが、
今日の午後はいくつかをスキップする人たちが多いらしく、
ジャーナリストの足取りもいつもよりスローテンポ。
コレクション中のおしゃれスナップはこういうときが稼ぎどき。
スナップ常連のニューヨークタイムズのアン・クリステンセンや
フレンチヴォーグチームを囲んで撮影会が繰り広げられている。

私も仲間入りして、マイ・ファッションアイコンである
フレンチヴォーグのエマニュエル・アルトをパチリ。
今日の着こなしはマルジェラのベストにブルマー風パンツ、
足元はこの秋冬のマストアイテムである、バルマンのフリンジブーツでした。

夕方のアンダーカバーまで、スワロフスキー、ピエール・アルディと展示会ふたつへ。ピエール・アルディも毎回、パリでの展示会が楽しみな靴ブランドのひとつ。
日本ではお目にかかれないくらいサンプルの数はあるし、
デザイナー自らが次のシーズンのコレクションを説明してくれる。
今回、私のお気に入りはブラのストラップをアレンジしたというサンダル。
黒×ゴールド、ベージュ×ピンクと色のトーンもセンシュアル。
バイヤー様、この靴、絶対に買い付けてくださいね。

今日は、夕方からがハードスケジュール。まず、17時半のアンダーカバーへ。
ランウェイショーじゃなくビデオ上映会? いやインスタレーション?などと
噂されていて、どんなものかとドキドキしながら、18区のアートスタジオへ。
これが本当に素晴らしかった!!!!のひと言。フィガロでもここ数シーズン、
ずっと特集を組んでいるアンダーカバーだけど、やっぱりジョニオくんはすごい!
マネキンと写真を合わせた、ある種のインスタレーション。
テーマは「Grace」。会場中央に、マネキンを使って展示されている洋服は白一色。
フリンジやクリスタルを配したドレス、 チュールを使ったチュニックと
ゆるいパンツの組み合わせなど、どれも繊細でピュアな美しさ。
それを囲むように壁に10点近くかかった写真は、高橋盾氏が作った物語にそって
撮影されている。謎に満ちた「Graze」という存在とそれにもっとも近い
「GILA」という存在、その両者の共存のストーリー。
写真はモーリーこと守本勝英さんが撮影、セットはENZ製作。
モーリーはアシスタント時代から知っているし、
フィガロでもよく撮影をお願いしているカメラマン。
こんなに立派にその作品が展示されていて、
なんだか自分のことみたいにうれしくなる。
なかでも彼がいちばん気に入っているという作品の前で記念撮影。

その後、メゾン・マルタン・マルジェラ、ヴィヴィアン・ウエストウッド、
ヨージ・ヤマモトとショーは続く。マルタンもブランド創立20周年ということで、
スペシャルエディションの服あり、過去のアーカイブからのインスピレーションあり、
という素晴らしいコレクションを発表。最後にはバースデーケーキをかたどった
ドレスが登場して、会場のおめでとうの拍手に包まれたハッピーなエンディング。
本当にマルタンの才能と力に感動しました。
でも、18時半のショーが始まったのがほとんど20時近く。
1時間以上遅れで、ヴィヴィアンの会場入りもぎりぎりに。
ヨージのショーが終わったときは22時過ぎ。今日は本当に疲れました。