2011.03.10
パリのカンゲキ vol.2 2011-2012秋冬パリコレクション
パリはずっといいお天気。よく冷えております。街中をあちこち移動しながらの、ショー三昧の日々が続いています。

3月4日(金)
ファッションウィーク3日目。
ミラノからずうっと継続して、話題はディオールのジョン・ガリアーノ問題で持ちきりです。コレクション直前の先週、突如15年もデザイナーを務めてきたガリアーノは、ディオールを去りました! そしてついにこの日、左岸7区にあるロダン美術館内にて、キング不在のディオールのショーが行われました。渦中のメゾンだけに、会場の入り口は怖いぐらいの人だかり。騒然とした中、会場には早めに到着。
いつものような華やぎではなく、ちょっと厳粛な空気の中でショーは始まりました。でも今回のクリエイションは、とてもとても素敵でした。ファーストルックは、つば広の帽子とロングマントにニッカーボッカー。意外にも英国調スタイル! シックな色合い、ツイードやチェックやベロア素材、ファー使い、そして随所にリュクスな手仕事感。リボンの付いたショートパンツがフレッシュに見えました。最後にはうすーいベビーピンクほか、ディオールカラーのセンシュアルなドレス。すごくきれいなショーでした!

フィナーレの後、鳴り止まない拍手に応えるように舞台に登場したのは、大勢の白衣姿のアトリエスタッフでした。普段決して表に出ないけれど、メゾンのクリエイションをしっかり支えてきた方々。いかにもこの道一筋何十年という風情の方も。胸がいっぱいになりました。いいショーで良かった。

夕方、待ちに待ちました!ランバンのショーへ。興奮しました。美しい、強い、進化もあり。つば広の帽子、ミニレングス、大胆なビジュー使い、ローヒールや中ぐらいのヒールが新鮮だった。ふわっと軽やかな立体感のドレスたちが、夢のように続々登場しまして・・・・・・。見ても見ても素敵。終わらないで欲しいショーでした。Viva! アルベールさま。


終ってすぐ、勢いでステージにご挨拶に行ってみたら、ご本人もたいっへんご満悦のご様子でした。
ヴィヴィアン ウエストウッドを見て、ヨウジ ヤマモトを見てこの日はようやく終了。ヨウジさんのショーには、ヴィム・ヴェンダース監督のお姿がありました。
この日は、さまざまに興奮しながらも、ファッションについていろいろ考える1日だったなあ・・・・。
3月5日(土)
ハイダー・アッカーマンが、本気で素晴らしかった! ロマンティックでモダンでスーパーかっこいいショー! 色使いも素材使いもすごくステキ。シルエットはなんとも詩的。クールだけど女らしくてゾクゾクするほど凄いショーでした。


何年前なのか??ハイダーがブランドを始めて間もない頃、まだランウェイショーじゃなくてショールームでの展示会形式だけで作品を発表していた時代を、なぜか思い出してしまいました。こんな素晴らしいデザイナーだったなんて・・・。心からカンゲキしました! そういえば先シーズン、パリのモードアイコンである、エリザ・セドナウイをモデルにしたストーリーを考えたとき、エリザ側の希望として、ハイダーの服をぜひストーリーの中で1着は着たいって言われ、「ん?? そうなんだあ」と思った記憶があります。ハイダーはもはや、パリで大注目のデザイナーだったんだなあ、と思いました。
この日はジュンヤ ワタナベ、コム デ ギャルソンといった日本人スターデザイナーのショーも。どちらもパワフルですごく良かった! 欲しいものがどんどん増えて困ります。
ジャンポール・ゴルチエは今季はとってもシック。モダンなブルジョワジーのマダムたち。
リュクスだけどフレッシュで可愛かった、夜のロエベのショー。

ロエベではお隣のお隣の席に、サッカー日本代表の松井大輔選手が招かれていました。光栄なことにちょっとお話しちゃいましたが、あまりにステキな人でカンゲキ。おしゃれだったし!
3月6日(日)
午後、セリーヌのショーへ! デザインしているフィービー・ファイロはいまや不動のトレンドセッターといえそうです。今回も現代女性の気持ちにピタッと来る、力強さのあるコレクション。ミニマルで美しいけれど、新しい提案が随所に差し込まれている感じ。バッグでは小脇に抱えたかっちりボストンが気になりました。カッコいいんだ、コレが。




大きな傾向として、ハイブランドのコレクションであっても、「リアル」であるかどうかがますます重要な評価基準になっている昨今だけど、セリーヌのショーを見ていると、大人にとっての本当のリアルって、こういうことだよなあ・・・・とつくづく。大人には、リアルクローズ=カジュアルじゃないですよね。自然体で着こなせて、着心地がよくて、それでいて着るだけで女性をモダンにアップデートしてくれる服、無理なくステキに見せてくれる服、というのは、実はとても高度な技を要するデザイナー仕事なのですね。このショーを見ていて、そんなことをあらためて感じました。
そして、エルメスへ! 今シーズンから、クリエイティブディレクターが、クリストフ・ルメールに交代、大注目のデビューショーです。会場は、左岸のセーブル通りに昨年末に誕生したエルメスの大きな新ブティック。12月と1月ににパリ出張したときもこのブティックには来ましたがすごくユニークな空間。オープン直後は平日でも開店前に人が並ぶほど、話題のアドレスです。
ルメール氏によるエルメスのファーストショー、本当に素晴らしかった! 新しくて美しくて。ウルトラリュクスな現代のノマド、というイメージ。


フランス文化を代表するメゾンのプレタポルテを担うなんて、どんな気持ちかなあ?? プレッシャーは計り知れない!と、誰もが思って見たわけですが、最高のスタート!と言えそう。いいものを見たなあ・・・という爽快感で満たされました。
カンゲキ日記、まだまだ続きます。
アビアントゥ!
編集長 N
3月4日(金)
ファッションウィーク3日目。
ミラノからずうっと継続して、話題はディオールのジョン・ガリアーノ問題で持ちきりです。コレクション直前の先週、突如15年もデザイナーを務めてきたガリアーノは、ディオールを去りました! そしてついにこの日、左岸7区にあるロダン美術館内にて、キング不在のディオールのショーが行われました。渦中のメゾンだけに、会場の入り口は怖いぐらいの人だかり。騒然とした中、会場には早めに到着。
ロダン美術館はすごく心地いい場所。快晴の空の下の『考える人』。背後に小さなエッフェル塔!
いつものような華やぎではなく、ちょっと厳粛な空気の中でショーは始まりました。でも今回のクリエイションは、とてもとても素敵でした。ファーストルックは、つば広の帽子とロングマントにニッカーボッカー。意外にも英国調スタイル! シックな色合い、ツイードやチェックやベロア素材、ファー使い、そして随所にリュクスな手仕事感。リボンの付いたショートパンツがフレッシュに見えました。最後にはうすーいベビーピンクほか、ディオールカラーのセンシュアルなドレス。すごくきれいなショーでした!

フィナーレの後、鳴り止まない拍手に応えるように舞台に登場したのは、大勢の白衣姿のアトリエスタッフでした。普段決して表に出ないけれど、メゾンのクリエイションをしっかり支えてきた方々。いかにもこの道一筋何十年という風情の方も。胸がいっぱいになりました。いいショーで良かった。

夕方、待ちに待ちました!ランバンのショーへ。興奮しました。美しい、強い、進化もあり。つば広の帽子、ミニレングス、大胆なビジュー使い、ローヒールや中ぐらいのヒールが新鮮だった。ふわっと軽やかな立体感のドレスたちが、夢のように続々登場しまして・・・・・・。見ても見ても素敵。終わらないで欲しいショーでした。Viva! アルベールさま。
終ってすぐ、勢いでステージにご挨拶に行ってみたら、ご本人もたいっへんご満悦のご様子でした。
ヴィヴィアン ウエストウッドを見て、ヨウジ ヤマモトを見てこの日はようやく終了。ヨウジさんのショーには、ヴィム・ヴェンダース監督のお姿がありました。
この日は、さまざまに興奮しながらも、ファッションについていろいろ考える1日だったなあ・・・・。
3月5日(土)
ハイダー・アッカーマンが、本気で素晴らしかった! ロマンティックでモダンでスーパーかっこいいショー! 色使いも素材使いもすごくステキ。シルエットはなんとも詩的。クールだけど女らしくてゾクゾクするほど凄いショーでした。
何年前なのか??ハイダーがブランドを始めて間もない頃、まだランウェイショーじゃなくてショールームでの展示会形式だけで作品を発表していた時代を、なぜか思い出してしまいました。こんな素晴らしいデザイナーだったなんて・・・。心からカンゲキしました! そういえば先シーズン、パリのモードアイコンである、エリザ・セドナウイをモデルにしたストーリーを考えたとき、エリザ側の希望として、ハイダーの服をぜひストーリーの中で1着は着たいって言われ、「ん?? そうなんだあ」と思った記憶があります。ハイダーはもはや、パリで大注目のデザイナーだったんだなあ、と思いました。
この日はジュンヤ ワタナベ、コム デ ギャルソンといった日本人スターデザイナーのショーも。どちらもパワフルですごく良かった! 欲しいものがどんどん増えて困ります。
ジャンポール・ゴルチエは今季はとってもシック。モダンなブルジョワジーのマダムたち。
ゴルチェのフィナーレ。
リュクスだけどフレッシュで可愛かった、夜のロエベのショー。
ロエベではお隣のお隣の席に、サッカー日本代表の松井大輔選手が招かれていました。光栄なことにちょっとお話しちゃいましたが、あまりにステキな人でカンゲキ。おしゃれだったし!
左が松井さん、真ん中は25ans編集長の十河さん。
3月6日(日)
午後、セリーヌのショーへ! デザインしているフィービー・ファイロはいまや不動のトレンドセッターといえそうです。今回も現代女性の気持ちにピタッと来る、力強さのあるコレクション。ミニマルで美しいけれど、新しい提案が随所に差し込まれている感じ。バッグでは小脇に抱えたかっちりボストンが気になりました。カッコいいんだ、コレが。
大きな傾向として、ハイブランドのコレクションであっても、「リアル」であるかどうかがますます重要な評価基準になっている昨今だけど、セリーヌのショーを見ていると、大人にとっての本当のリアルって、こういうことだよなあ・・・・とつくづく。大人には、リアルクローズ=カジュアルじゃないですよね。自然体で着こなせて、着心地がよくて、それでいて着るだけで女性をモダンにアップデートしてくれる服、無理なくステキに見せてくれる服、というのは、実はとても高度な技を要するデザイナー仕事なのですね。このショーを見ていて、そんなことをあらためて感じました。
そして、エルメスへ! 今シーズンから、クリエイティブディレクターが、クリストフ・ルメールに交代、大注目のデビューショーです。会場は、左岸のセーブル通りに昨年末に誕生したエルメスの大きな新ブティック。12月と1月ににパリ出張したときもこのブティックには来ましたがすごくユニークな空間。オープン直後は平日でも開店前に人が並ぶほど、話題のアドレスです。
ルメール氏によるエルメスのファーストショー、本当に素晴らしかった! 新しくて美しくて。ウルトラリュクスな現代のノマド、というイメージ。
フランス文化を代表するメゾンのプレタポルテを担うなんて、どんな気持ちかなあ?? プレッシャーは計り知れない!と、誰もが思って見たわけですが、最高のスタート!と言えそう。いいものを見たなあ・・・という爽快感で満たされました。
カンゲキ日記、まだまだ続きます。
アビアントゥ!
編集長 N
2011.03.10 | FASHION