TOPIC PATH
HOME
  >  COLUMN
  >  敏腕バイヤー・リレーコラム #2
  >  ハッピーファッションバイイングA to Z 第2話:Beautiful INDIA
PREV PAGE

COLUMN

RSS
ハッピーファッションバイイングA to Z <BR>第2話:Beautiful INDIA

2008.11.11

ハッピーファッションバイイングA to Z
第2話:Beautiful INDIA

歳をかさねる程に経験を積む毎に、衝撃的で心をわしづかみされるような感動や人生初体験と遭遇することから縁遠くなるものですよね。
実は先日そんな常識を覆すような体験をしました。それらはすべてが予測不能で突如ふりおりてきたような感動の連続。今回はそんな感動のシャワーにバイヤー魂が揺さぶられた一週間を綴ってみたいと思います。

10月14日から開催されたデリーファッションウィークを訪問しました。
生産国としては広く知られているものの、正直ファッションを発信している国という印象が薄いインド。デリーファッションウィークの窓口をされている樺澤女史に色々事前にお話を伺った上、比較的軽い気持ちで渡航を決めました。
が問題だったのは、心身ともに非常にヘビーな約3週間にわたるミラノ・パリのファッションサーキット出張から東京に一日だけ戻ってすぐに出発という強行スケジュール。しかも私にとってインドは人生初に踏む全く不慣れな土地。周囲からは大丈夫?などとかなり心配される中、フィガロのインド特集号をしっかり握りしめて旅立つことになりました。

さてその概要ですが、5日間にわたるショースケジュール(ほぼ毎日スタートは13時、最後のショーは21時から。例によって30分から40分は遅れるのが常)がきちんと組まれ、しかもそれらはすべて同一会場統一テントで開催されるというオーガナイズぶりです。その横でショー参加デザイナーの作品を中心に展示会ブース用テントが設けられ、商談もすぐにできるという仕組みになっています。
一日のショーが終わると毎日のように趣向を凝らしたパーティプログラムが組まれ(これがほぼ23時頃のスタート)、来場者を楽しませようという姿勢には本当に頭がさがります。

会場は街の中心からは外れるのですが、まさに開発中の欧州ラグジュアリーブランドショップやマニッシュ・アローラなどのドメスティックラグジュアリーブランドのオンリーショップ、はたまたインドの高級セレクトショップが一堂に会す豪華なショッピングモール「エンポリオ」に併設され、ショーや展示会の合間にショッピングやお茶が楽しめるという配慮がされています。
一方、会場と滞在ホテルとはチャーターされた車が都合に合わせて往復してくれます。他会場内にはプレスセンターやダイニング(VIPには昼食と夕食が無料で提供され、毎日種類の異なるカレーが楽しめます)が設けられ至れり尽くせり。徹底して来場者の便宜を図る姿勢を貫いていました。

さらに印象的だったのはそこで働く若者のしっかりした姿勢。聞くとファッションを学ぶ学生さんが手伝いにきているケースも多々あったのですが、ファッション産業を盛り上げていこうというエネルギーに満ちていて、来るものをとても清々しい気持ちにしてくれました。
因みに、ほぼ同一時期にウィルライフスタイル・インドファッションウィークも開催されました。

その中で経験した私的ハイライトベスト5をご紹介!
その一:"Balance by Bal"のスペクタクル的ショー演出と繊細なオートクチュールのような作品群
kasahara001.jpg

その二:高級住宅街にある自宅のお庭で開催された"Tarun Tahiliani"氏のアフターショーパーティ
kasahara002.jpg

その三:出品者や来場者のファッションVS街の人々のファッション
kasahara003.jpg
 
その四:今風のお洋服と伝統的サリーが自然に混在するショーと会場風景
kasahara022.jpg

kasahara024.jpg


その五:とにかく凄いスケールの歴史的建造物とそこに集まる人々
kasahara006.jpg

ひとことで言うのは非常に難しいのですが、"CHAOS is BEAUTIFUL"という私にとっては全く想像を超える概念がそこに悠然と存在しているように感じました。恐ろしく古いものと最新のもの、混沌さと整然さ、様々な匂い、人種、宗教など相反する存在を一切合切飲み込んでそこに独自の文化を育む雄大さ。それは一つの壮大な「美」学と言っていいのではないのでしょうか。
Beautiful INDIA。私のインドに対するキャッチフレーズはこうしてできあがったのです。

BRAND
RELATED POSTS
2008.11.11  |  FASHION
COLUMNIST

笠原安代

アクアガール ディレクター

神戸大学教育学部(現・発達科学部)卒業後、大手百貨店入社。婦人服の販売職からスタートし、アシスタントバイヤーに。3年間のミラノ駐在所勤務を経て、ワールドへ。2000年9月よりアクアガール バイヤー。現在はディレクターという立場で商品買付けのみならず、商品開発、店舗デザインや販促・PRなど多岐にわたってブランドビジネス全般に深く関わる。

BACK NUMBER
BACK NUMBER

FEATURE

教えて、フィガロスーパー美肌講座、本日開講!愛されパリジェンヌ、7つの素顔。
PAGE TOP
  • madame FIGARO.jpとは?
  • 広告掲載
  • お問い合わせ
  • よくある質問
  • ご利用規約
  • 個人情報保護方針
  • SITE MAP
madame FIGARO.jpに掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます