2009.01.20
ハッピーファッションバイイングA to Z
第4話:Dream comes true in Africa
明日にはいよいよ人生初のアフリカの土を踏むことになる。そのトランジットとして数時間だけパリで過ごすことになった。
パリのクリスマスイルミネーションを目にするのは実は初めて。凍てつくような寒さとその美しさに身震い。時差ボケ気味のこんな夜は温かいスープで胃を癒そうと軽い気持ちで食したら、その美味しさにすっかり心も体も覚めてしまった。さすが、ここはパリ!
一見カプチーノのトールサイズのよう。でも実は栗のポタージュのホイップクリームのせ。その意外性あるヴィジュアルも濃厚なお味も素敵でした。サン・マルタン運河近くのHotel du Nordにて
翌朝5:30ホテルを後にし、東京から来たメンバーとパリ在住のHiromiさんとでパリ・オルリー空港に向かう。7:15発Marrakech行きフライト。ここでカメラマンとそのアシスタント、ヘアメイク担当のスタッフと合流、顔合わせする。
飛行機は無事定刻通り到着するも、モロッコ入国審査に長蛇の列。仕事がのんびりマイペースなのは大陸式と自身を納得させ、半時間程並んでスタンプを押してもらい晴れて入国。現地コーディネーター・Hassan Badraoui氏の指示のもと車に乗って撮影場所であり宿泊先ともなるRiad Charaiへ一路向かう。
モロッコ・マラケシュの空港デザインのモダンさに一同感激。光をモザイクのように見せるテクニックが印象的
モロッコと言えば、ビューティの世界では薔薇がお約束。それを裏付けるかのように普通の道路の花壇にも薔薇が咲き乱れる。薔薇風呂に入る自分を早速妄想してみる。(最終日、"Les Bains de Marrakech"で実現しました!)
ウムを言わさず、荷物は当然のように荷台に高々と積み上げられる、ちょっとだけ不安・・・
街の市場の喧噪の中で突如到着と言われる。リヤカーに荷物が積み替えられるも、ホテルは全く見えず。市場特有の賑わいと独特の匂いに包まれ、ドキドキ&キョロキョロ。ちょっとした困惑と興奮が入り交じる
細い道をくねくねと、辿りついた先には思い描いたようなロイヤル・モロッコ!というイメージのホテルが突如姿を現した!
今回のマラケシュ入りの主な目的はアクアガールの2009春夏のイメージヴィジュアルの撮影だ。正味2日間に集中して全てを完成させなければいけない。お天気などの条件次第ではこの時間で足りるのかどうかちょっと心配でもあるが、とにかくこれがリミット。
撮影に関わるスタッフはインターナショナルで初顔合わせでの仕事となるメンバーが大半。スタッフィングや撮影全般にわたってお世話になったコーディネーター・Hiromiさん以外は全員が初アフリカ、初マラケシュ。土地勘は皆無に等しい。こんな即興のチーム・アクアガールだが、みんなポジティブで相性良さそうな第一印象。幸先よいムードだ。
さて、ホテルはこじんまりした2棟からなるプライベートヴィラからできている。各お部屋はしつらえが異なっていて、色々な時間と場所で撮影風景が異なりそう。取りあえず宿泊するお部屋を各自順番に決めていく。
ホテル中央に位置するプールサイドで、ウェルカムドリンクとお菓子で歓待を受ける。ここでスタッフ一同、感動の頂点に達する。夢見心地な気分のあまり、一瞬仕事で来ていることを忘れそうに!
私のお部屋にして頂いたNO.1のお部屋。寝室とバスルーム。気分だけはバカンス!
事前に話し合ってきたイメージプランを基にカメラマンとアートディレクターを中心にロケハンを早速開始。夕方、ミラノからモデルが到着するまで予定どおりの撮影も同時にこなす。日の入りが迫る。結局モデルの飛行機到着の大幅な遅れにより、ほとんどの仕事は翌日持ち越しに。
夜はモデルのKelli Lumi氏を交えて、チーム・アクアガールのオールスタッフで楽しい決起夕食会@Ksar Char-Bagh。本場のクスクスのお味に一同大感激。
夕食前、ガールズ集合!(左からHiromiさん、スタイリストのぶっちさん、Kelliちゃん、アートディレクターのまゆさん)
Ksarのベジタリアンのクスクス。でかい!けど美味です。ちなみに後日ランチをした"Al Fassia Gueliz"というところのクスクスも最高でした。Hiromiさんのご案内にみんな大満足でした
翌日はお天気にも恵まれて順調にお仕事をこなす。みんないい顔しています。
手前はスタンバっているKelli氏。奥はカメラマンのTakaoさんとアシスタントのDanielaさん
スタイリストのぶっちさんがルブタンのサンダルを履かせている。サイズは大丈夫かしら?
アクアガールのプレス・大橋氏が撮影使用の明細を確認中。モレがないか真剣な表情です
街なかでの撮影。ヘアを直すElise氏とプロデューサーの浦野氏。壁の色や雰囲気が素敵
Daniela氏自身が自らモデルの代わりにポーズして本番前の撮影チェック
というような具合で2009年春夏に向けて、アクアガールの初アフリカ/ドリーム撮影ツアーは無事に終えることができました。スタッフの思いがこもった素敵なヴィジュアルが出来上がりそうです。どうか春の立ち上がりをお楽しみに!
笠原安代
アクアガール ディレクター
神戸大学教育学部(現・発達科学部)卒業後、大手百貨店入社。婦人服の販売職からスタートし、アシスタントバイヤーに。3年間のミラノ駐在所勤務を経て、ワールドへ。2000年9月よりアクアガール バイヤー。現在はディレクターという立場で商品買付けのみならず、商品開発、店舗デザインや販促・PRなど多岐にわたってブランドビジネス全般に深く関わる。