TOPIC PATH
HOME
  >  COLUMN
  >  敏腕バイヤー・リレーコラム #2
  >  第15話:「Oh! là là!」
第15話:「Oh! là là!」

2010.07.13

第15話:「Oh! là là!」

告白します。

私はかなり重度の靴中毒症(マニア)。

いつ何時でも、自分のアンテナに引っ掛かる靴にピピピッときたら、突然落ち着きが全く無くなり、理性は吹っ飛ぶ。いつも頭を悩ます自宅のシューズボックスの収納スペース問題など、その瞬間だけすっかり遥か彼方に行ってしまう。そこで小声で囁く。

「私、実は夜な夜なムカデに戻るの。だからいつだって何足も靴は必要なの」。

自他共にかなりおやおや??な、且つ強引&乱暴な言い訳をショップスタッフにしつつ、おもむろにお財布からクレジットカードをさくさくと取り出すのは日常茶飯事。

こんなトホホな私だが、2011年春には新たに別の症状が私を襲いそうだ。しかも、今度はこんなバチあたりな言い訳まで考えついてしまった。ちょっとそら恐ろしい。

「私、いつか千手観音様に生まれかわって人々を幸せにしたいの!

そのとき困るといけないから救済道具を入れるバッグは手にもてるだけ今から準備しておくの」。


くだらない話はこれくらいにして、2011年は本格的にバッグブーム再来の予感がする。

2010年7月。パリのメゾン系の展示会場で発表された2011年春夏プレコレクション。そこに並べられたバッグの新作ラインアップを目の前にして、どの会場でも思わず小躍りした。それは丁度私が大好きな靴に出会った時と同じ位のトキメキ感を持って。そう、かなり心にガツンときたのです。感動があったのです。ということで、かなり気のはやい話で恐縮ですが、来春にむけて、私の偏愛should haveバッグをご紹介します。

その1:CELINE

お洋服のお話は後ほどに、バッグはバリーションがかなり増えている。しかも素敵なものが続々登場する。あの大ヒット作「ブギーバッグ」もリモデルされて復活するようだ。さて、私の目を釘付けにしたのが、既にアラモードなLUGGAGEシリーズSHOPPERの仲間に新たに登場するMINIの何と更にふた廻りも小さいサイズ、 'NANO'。こんなにフレッシュ&クリアなカラーバリーエーションで、典型的なセリーヌらしいヌーディカラーのスタイリングアクセントとして使えるのがまずは嬉しい♥(コントラストカラーアクセントスタイリングは2011年春夏の大切な着こなしポイント!)

k_1.jpg

またちょっと70年代を意識したようなマルチ素材パッチワーク(これも新鮮なシーズントレンド!)、でも、ぐっと大人目でクリーンなムードが気分にマッチする。

k_2.jpg

コレを目にした女子はこの子達を置き去りにしたまま帰れなくなること間違いなし!と睨む。何故なら、容量的にも必要最小限なものはちゃんと収納できるマチ付の大きさが嬉しいし、このサイズならでは、斜めがけできるよう細めショルダーストラップ付という嬉しい配慮もあるからね。

ちなみに、MINIのひと廻り小さいサイズ'MICRO'も同時に誕生する。これは通勤などに最も便利なサイズとして働く女性にオススメ。

余談だが、個人的にはこの極細ベルトにもそそられた。ニュートラ。BCBG。まさに気分♪

k_3.jpg

最後にお気に入りのルック、ちょっとだけご紹介。

k_4.jpg

カシミア100%、PHOEBEニットと名付けられるオリジナルボーダーニットのセンスに降参!

ボータイブラウスの柄は何と小さな♥。

k_6.jpg

これはリバティ風花柄プリントとデニムが合体したオールインワン。

その2:YVES SAINT LAURENT

シューズマニアの私にとってサンローランの靴の話にふれないのはかなり辛い。実際、毎シーズン進化し続けるTRIBUTEサンダルは優れものだ。でもそんな気持ちもすっとぶほどチャーミングなバッグをここでご紹介する。それは新シリーズ、'LUCKY CHYC'だ。とても軽量でソフトなタッチ。アウトポケットが2個つく便利なトートは特におすすめ。

k_7.jpg

どうしてこれがLUCKYというネーミングなのか?バッグの裏側にその秘密が潜む。ほらね、ハートと4葉クローバーがこんなところに!

k_8.jpg

実はお洋服でも同じコンセプトでオリジナルの四葉クローバープリントシリーズが登場。基本はモノトーンのプリント。ここにも仕掛けが。ウォーリー君を探せ!の様にグリーン色四葉クローバーを探せ!

k_9.jpg

ブラウス。

k_10.jpg

オールインワン。実はヒップの上にグリーンクローバーが!

k_11.jpg

レトロスタイルの水着にも。

そして'CHYC'と名付けられている小ぶりのかっちりハンドバッグ。しかも、サンローランといえばというくらいの象徴的なピンクにぐっとくる。

k_12.jpg

リップスティック、ルージュピュールの定番中の定番19番カラーを想起する色。魅惑的だ。さらに個人的には'MUSE 2'もここにきてもう一度気にかかる存在になってきた。

その3:NINA RICCI

思い起こせば'ONDINE'は、前任デザイナーである オリビエ・ティスケンス氏によって誕生したシリーズ。が、全く古びる事なく、毎シーズン現デザイナー ピーター・コッピング氏の手によりリモデルされ、継承されている。2011年春はこんなリンスデニム素材が新鮮。

k_13.jpg

3サイズある中、私は一番大きなHOBOサイズがオススメ。因みにデニム素材は来春夏、多くの雑貨アイテムで登場しそう。

その4: CHLOE

バッグといえばこのブランドに再び注目が集まる事間違いなし。私が気になったのは新作MARCIEシリーズ。

k_14.jpg

k_15.jpg

以前から継続しているモデルだが注目は'ELSIE'

k_16.jpg

いかがでしょう?

どれもこれも本当に今すぐにも見たい&持ちたいバッグではありませんか?私にとってはどうやって今の欲しい!を我慢するかが当面の課題。皆さんも千々に乱される物欲心、どうぞくれぐれもお大事に!


PREV  |  NEXT >
BRAND
Celine | Chloé | Nina Ricci | Yves Saint Laurent
2010.07.13  |  FASHION
COLUMNIST

笠原安代

アクアガール ディレクター

神戸大学教育学部(現・発達科学部)卒業後、大手百貨店入社。婦人服の販売職からスタートし、アシスタントバイヤーに。3年間のミラノ駐在所勤務を経て、ワールドへ。2000年9月よりアクアガール バイヤー。現在はディレクターという立場で商品買付けのみならず、商品開発、店舗デザインや販促・PRなど多岐にわたってブランドビジネス全般に深く関わる。

BACK NUMBER
BACK NUMBER