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友達のうちのごはん その3

2009.07.24

友達のうちのごはん その3

知り合ったばかりでもフィーリングが合えば、気さくに食事に呼んでくれる・・・
フランスのこういう習慣は、とても嬉しいものです。

先日お伝えしたNicole とMichelの家に着くなり、打ち明け話でもするように
「実は、悪いお知らせがあるのよ・・・今日のお昼の前菜は、昨日の残り物のタブレよ~~」と。ぶふふっと笑いが込みあげてくる。

"一緒に食べましょう!"と招いてくれる気持ちだけで充分なので、そんなことは、
どうでも良く、かえって家族のようで親しみが湧いてきます。

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人が料理してるのを見るのって、すごく楽しい!

「この魚の味付けは、どうするの?」と聞くと、「これは、フェニャンよ!」
フェニャン?スパイス?新しい調味料の名前かと思いきや、"マギー・ブイヨン"の事でした。Fainéant(e)= 怠け者の、不精な・・・と解かって笑う。
 
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フランスの家庭では、モロッコ料理のスパイスも一般的に使われています。
左から、マダガスカルのカレー粉、白コショウ、コリアンダー、クスクスmix,
混ぜ合わせた肉用のスパイス。

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クスクス粉で作ったトマト味のタブレ。オリーブと庭のタイムの花をあしらって。
いくら食べても飽きない味。

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"フェニャン風味"のスズキの蒸し焼き

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食後のチーズは、3種類。左から、Ferme de mont-vrissonという青カビ入り、Chèvre de côtés du forez ヤギのチーズ、「これって、アンティーク屋で買って来た中世のもの?」「そうそう!」と・・・鉄の鎧のような カビに覆われた軽めのチーズSt-nectare 。

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普段は、チーズをほとんど頂かないのですが、アルザスワイン(Pino gris 1998)と
一緒だと、美味しい!

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いつもの食事にアルザスのトラディショナルな可愛いお皿が。

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アルザス風のチーズタルト Tarte au fromage blanc、お手製ケーキの材料は、フロマージュ・ブラン、フレッシュ・クリーム、小麦粉、卵、砂糖、塩。小麦粉をほんの少し(大さじ1)しか使わないので、しっとりしていて、表面は香ばしい。

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やっぱり、和むのは、おウチごはんです。

パリに来たばかりの頃は、色々な処に食事に出かけていました。シェフの趣向を凝らしたお料理も、もちろん素晴らしい。でも、今はこういう市井の、飾らない普通のごはんが何よりも楽しく美味しく感じる。

アルザスに行って、名物のシュークルートもタルト・フランベも食べなかったけれど、
何よりのごちそうは人情と優しい気持ち。
ココロが温かくなるようで、元気が出てきました。


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2009.07.24  |  GOURMET
COLUMNIST

HARADA SACHIYO

料理クリエーター

自身のブランド「hoa*hoa」をはじめ、長い間、モードの仕事に携わる。2003年渡仏、料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。ホテル・ムーリス、京料理店、寿司店での研修を経て、2006年より、日本料理教室、出張料理、レストランのコンサルタントなどの活動を展開。現在、料理本の出版準備中。パリ発のWEBマガジンchocolatmag内に「こども厨房へようこそ」連載中

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