2010.06.25
パリで・・・美味しいお茶と和の食事のデギュスタシオン。
"食事にワインは、欠かせないもの" これは、つくづくフランスの食文化だと思います。
レアールのYam T'cha という話題のレストランは、なかなか予約が取れない。
フランス人の女性シェフが料理を、そして、台湾人である旦那さまが料理に合わせて中国茶を淹れてサービスをしている。
日本に居ると、 "食事にお茶"というのは、ごく当たり前の事ですが、フランスでは、まだまだ新鮮なことなのです。
以前、ご紹介したレストラン"Sous les Cerisiers"での、日本茶と食事の試食会にお邪魔しました。
2年前のオープン時に伺ったサンジェルマンの素敵なサロン・ド・テ"寿月堂"さんは、趣きある空間で、ゆったりと日本茶を楽しめるとあって、いつも満席、人気のスポットです。
今日は、寿月堂ディレクターの丸山真紀さんがお茶のサービスと解説を担当、シェフのSakuraさんのお料理と、それに合わせて自らセレクトしたお茶。
それぞれのエキスパートによるコラボレーションです。
一品一品、美しい器に盛られたお料理とお茶。
初夏ながら、汗ばむような暑さのこの日でしたが、実に清々しい気持ちで頂きました。
お茶のソムリエくん?と厳選された香り高い茶葉。
最初は、しょうがと青レモンで軽くマリネしたスズキの刺身を冷たい玉露と。
青々とした茶葉の海草・ヨードの香りがするような新鮮さと、スズキの繊細な味付けが、良い感じです。
水出しでゆっくりと抽出すると、お茶の甘みが引き立って・・・きれいな緑に、しばし涼を感じる。
海老の春巻き、オレンジソースは、温かい玉露と共に。
丁寧に説明しながら、美しい茶器でお茶を淹れてくれる寿月堂の真紀さん。
優雅な手つきに魅了されながら、日本で楽しんだ煎茶道や江戸千家のお手前を思い出す。
目にも嬉しく贅沢なひと時が、本当にここち良い・・・

西京味噌をのせたフォアグラの寿司とほうじ茶。
こってりとしたフォアグラと淹れたての香ばしいほうじ茶がなんとも良い感じで合っていました。
茄子と鳥ひき肉のはさみ揚げ

鳥の中に入れたくるみの食感の面白さ、げんまい茶・・・さっぱりとして、ホッとする。
抹茶のティラミスとそば茶

柚子のパウダーとコンフィーが効いています。

日本の食文化を楽しむジャーナリストの方々

美味しく、美しいプレゼンテーションやプロによるお茶のレクチャーは、フランス人にも新鮮な驚きを与えたようで、皆さん感じ入っていました。
Sakuraさん、真紀さん、プレスのJeannineさん、Reikoさん・・・この日、活き活きと振舞う女性達を拝見して、益々"やっぱり、女は頼もしいわい!"と思いながら家路に着きました。
これからの活躍がとっても楽しみです。
Photo : Gabriela Medina
www.gabrielamedina.com
◆Jugetsudo Paris
95,rue de Saine 75006 Paris tel 01 46 33 94 90
www.jugetsudo.com
◆Sous les Cerisiers
12,rue Stanislas 75006 Paris tel 01 42 77 46 24
www.souslescerisiers.com
HARADA SACHIYO
料理クリエーター
自身のブランド「hoa*hoa」をはじめ、長い間、モードの仕事に携わる。2003年渡仏、料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。ホテル・ムーリス、京料理店、寿司店での研修を経て、2006年より、日本料理教室、出張料理、レストランのコンサルタントなどの活動を展開。現在、料理本の出版準備中。パリ発のWEBマガジンchocolatmag内に「こども厨房へようこそ」連載中