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ゆく年くる年。

2011.12.26

ゆく年くる年。

"おいしいものは、人を幸せにする"
ということを、改めて強く感じた一年でした。

パリ在住のフォトグラファー篠あゆみさんが、Hope & Love for Japan(パリで結成されたアソシエーション)のメンバーと共に、今年の夏、被災地で心の込もった活動を行っているグループ"HRHみんなの愛届け隊"の陸前高田への炊き出しに同行し、撮影した写真を見た時もそうです。

harada111222_b.jpgPhoto:Ayumi Shino

ひと時の幸せをもたらしたもの。それは、心めし、おいしいもの。

harada111222_a.jpgPhoto:Ayumi Shino

子供達の表情から、作って貰ったかき氷やわた飴が、どんなに、うれしい、おいしい、ワクワクするものだったか、すぐに伝わってくる。

今までは、当たり前の事だったけれど、こうして、ものを口にして、それを味わえるって、すごく幸せなこと。

よくぞ生きていて下さったと思う。

これらの写真をLabo Love Japonが参加させていただいた、Salon du chocolat(サロン・デュ・ショコラ)のコンフェランスのスライドに貸して頂いたのですが、その中で映し出された現地の悲惨な状況を、険しい表情で食い入るように見ていた人たちも、この子供たちの写真を見ると、途端に顔がほころぶ。

「はぁ~」と小さく安堵のため息を漏らす人も。

真っ暗な中に、一筋の光。ぱっと灯りがともったように感じました。

この子供たちの笑顔が救いです。

今年最後のコラム、是非、篠さんの写真をみなさんに見て欲しいと思いました。日本のみでなく、国外で年末年始を迎える人たちにも。

今年の除夜の鐘、多くの日本人が、いつもとは違う感慨を持って迎えるのではないかと思います。鐘を聞きながら、この子供たちの未来の為に祈りたい。

祈りましょう。
パリ、ロンドン、NY......、世界中から。

来年は、きっといい年!


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2011.12.26  |  GOURMET
COLUMNIST

HARADA SACHIYO

料理クリエーター

自身のブランド「hoa*hoa」をはじめ、長い間、モードの仕事に携わる。2003年渡仏、料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。ホテル・ムーリス、京料理店、寿司店での研修を経て、2006年より、日本料理教室、出張料理、レストランのコンサルタントなどの活動を展開。現在、料理本の出版準備中。パリ発のWEBマガジンchocolatmag内に「こども厨房へようこそ」連載中

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