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古都の緑に包まれたいにしえの村が、「アマンファユン」として蘇りました。「Amanfayun(アマンファユン)」杭州/中国

2010.07.30

古都の緑に包まれたいにしえの村が、
「アマンファユン」として蘇りました。
「Amanfayun(アマンファユン)」杭州/中国

 中国浙江省の省都である古都、杭州市は、中国七大古都の一つと数えられる歴史ある街。2200年も前の'秦王朝'(BC201-206)時代に作られたとされ、今も尚、その歴史は街の随所に感じられます。中心を占めるのは街の象徴でもある'西湖'ですが、周辺は、中国国内を始めとし、世界各国からの観光客でいつでも賑わいを見せています。お洒落な趣のカフェや伝統のティーハウスも建ち並び、また、美しい自然も残る周辺には、公園や博物館、歴史的な建造物も多く、観光客に人気が高い理由が伺えます。

sekine100730_b.jpgアマンファユンの特徴的な村の光景

  新しいアマンリゾートの一つ、「アマンファユン」は、その西湖から車で20分ほど走った山間部に新たに誕生しました。周囲を山に囲まれひっそりとした村は、100年も前に、付近のティー・プランテーションで働いていた農民たちが実際に住み、生活を営んでいたといいます。長い年月を経て保存されてきた昔のままの住居47軒が、シンプルでありながら、アマン流のラグジュアリィなテラスハウスに改装され、村ごとアマンリゾートに生まれ変わったのです。改装を手がけたのは、今では世界的に有名になったクリエィティブ集団の「ジャヤ」です。





sekine100730_cc.jpg

マンファユンに敷地を接する山寺

 周囲には今も茶畑や竹林があり、杭州名産の高級茶'ロンジンティー'が生産されています。また、付近の山には名刹と言われる立派な寺が7カ所も点在し、すぐ隣の山頂に隣接する寺を始め、名高いこれらの寺を巡る楽しみもあります。


sekine100730_a.jpgヴィラのひとつ

  緑豊かな山間にあることから、車の騒音や雑踏から離れ、しっとりと静かな時の流れを楽しむには最高の場所と言えるでしょう。47のヴィラ(テラスハウス)はそれぞれに造りが異なり、いずれもオーセンティックな雰囲気を残しつつ、とてもモダンな空間に仕上がっています。「アマンファユン」の特徴は、各客室のバスルームにもありました。シャワーは設置されているのですが、スウィートルーム以外には'バスタブ'がないことです。これには理由があり、昔ながらの農民の生活を少しでも味わってもらおうということなのです。

sekine100730_b4.jpgヴィレッジ・ヴィラの美しいベッドルーム

sekine100730_c1.jpg(左)スウィートのベッドルーム(右)スウィートのバスルームにある木桶の風呂

 その代わりにあるのは、スパに隣接する'バスハウス'と呼ぶ「貸し切り風呂」です。このバスハウス内には、足を洗うフットバスルーム、風呂として身体を浸ける丸い木桶のバスタブが2つ並ぶバスルーム、そして休息のできるスペースが作られ、宿泊のゲストは自由に貸し切り風呂として占領することが可能です。

sekine100730_f.jpg(左)アマン・スパのトリートメントルーム(右)バスハウス(貸し切り風呂)は木桶の風呂やタライが使われている

 レストランも充実しており、メインレストランではクラシカルな西洋料理を始め、数々のインターナショナルキュイジーヌを、「ティーハウス」では、地域最高級のロンジンティーや緑茶の他、数々の地元産の茶が手作り菓子やスナックなどと共に提供され、また「スティームハウス」では、ベッガーズ・チキンや西湖産の海老料理、ヌードルやディムサムまでを、また「杭州ハウス」では、カジュアルな雰囲気の中でオーセンティックな地元の郷土料理が振る舞われます。

sekine100730_g.jpgメインレストランの外観

sekine100730_h.jpg(左)「スティームハウス」ではディムサムも提供(右)杭州名産のお茶と杭州料理が食せる「ティーハウス」

 客室の割合に比べ、レストランが充実しているのも中国という食文化の発展した国のこだわりでしょうか。環境や施設の充実度、サービスに至るまで、新しいコンセプトを感じさせるユニークなアマンリゾートの一つとなりました。(K.S)

Amanfayun
(アマンファユン)

22, Fayun Nong,
Xifujiedao Xihufengjingmingsheng District

Hangzhou, PRC 310013
tel (86) 571-8732-9999 fax(86)571-8732-9900
www.amanresorts.com/amanfayun/home.aspx
客室/全47室(テラスハウス)
料金/(2011年3月31日まで)
ヴィレッジルームUS$.580,
デラックスヴィレッジスィートUS.$.1180
ヴィレッジヴィラUS.$.1480
施設/レストラン(4カ所)バーラウンジ、会議室、ショップ、
スパ、バスハウス、ファユンプレイス、シガールーム、
屋外プール(2010年8月完成予定)、他

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2010.07.30  |  TRAVEL
COLUMNIST

せきねきょうこ

ホテルジャーナリスト

フランス留学後、スイスの山岳リゾート地で観光案内所に勤務中、 4ツ星ホテル住まいを経験。94年から世界のパイプを武器に ジャーナリズムの世界へ。ホテルの「環境問題、癒し、もてなし」 の3つをテーマに取材。スクープインタビューも積極的に行なう。 著書多数。近著に「ザ・スパ、ようこそ癒しの世界へ」(07年、 集英社刊)、「メキシコ~デザインホテルの旅」(08年9月ダイアモンド社刊)。

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